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影が薄い俺は能力を授かりさらに薄くなった  作者: 会長
第1章 組織への入団
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影が薄いが初任務をこなす2

コーキン街 親善隊アジト 昼


俺は自分の部屋とあてがわれた場所からメリーに呼ばれたので昼御飯にすることにした。

ここの食材は交易街なので色々とある。魚、肉、野菜など見たことのない物も多い。サージにこの街についてすぐに調べてもらったがこの街について一日目で回った場所は全て親善隊の所らしい。盗賊がいることも衛兵に言って話し聞いていたので知っていた。メリーには他の売り場おばあちゃんなどの話しを聞いてもらう予定だ。俺達がどれだけ情報を集められるかが作戦のカギを握っている。作戦において一番重要なのは情報だ。

なので総出で集めることにした。


昼御飯が食べ終わった後、メリーは世間の噂などを聞きに、サージは衛兵にまた挨拶にいっている。

俺はコーキン街から東にある盗賊がいる森を調べることにした。

メリーやサージもある程度すると、こっちに合流することになっているが俺の場合影があるので特に向いている。

もし見つかっても触られるだけできえる。証拠が無いことになる。さらに顔を変えたりできるので人物を特定できない。

影なのでまずばれにくい。

よって俺自信で操る影を作り視角共有をする。



俺は自分の部屋からそれをしつつ、昨日の試験についてまた振り返っていた。

影に入れれる武器にはまだ条件がある。

一週間いれ続けないと途中ではだせないのだ。

しかし、一週間さえ経てば俺の影と繋がって重さを無視して使うことが出来るようになる。

よって俺と同じくらいの重さのハンマー全力で振るう事が出来るようになる。ただ、武器を入れれる影は俺から離れるとダメなので一体分しかいれれない。

結局フローラさんに負けてしまったが。



森の影で何かあったようだ。

明らかに森の木がなくなっている所を見つけた。

ここに小さい塔が建っている。3つたっている。

あまり高くし過ぎると森の木の高さを越えてしまうからだろう。

とりあえず影を鳥の形にして置いておく。

視角共有をしたまま出入りを見張るつもりだ。

さらに、もう一体の影を鳥の影から作り出す。虫の形として聴覚共有をする。小さいので影がそこまで要らないのでそこらじゅうにまく。塔の窓、扉、入れそうな部屋全て行き渡るように置いた。後は結果を待つだけだ。



1ヶ月後の1週間前


親善隊メンバー全員がアジトに集まっていた。

今日は集めた情報を元に作戦会議や準備をするためだ。


「まずは俺達からの発表をさせてもらいます。」


俺達が集めた情報は大まかに分けて3つある。

まず一つ目が、


「盗賊達は約1ヶ月後にある、この街で開かれる豊穣祭を狙っています。このタイミングで王都に税を納めるために集まる食材を狙っています。」


そう。この街では交易街なので周りの村からも集まってもらい、ちゃんと穀物などや魚がとれたなどを祝う祭りが開かれるのだ。

が、


「しかし、それは表向きだそうです。まず盗賊でもなさそうです。ノート国の騎士で盗賊を装おってこの街を襲おうとしているようです。」


ノート国はここの国とは違い獣人などは認めない人間国家である。そして、


「本当の目的はこの街に祭り時に来る獣人の貴族のトーマスさんを狙っているようです。」


初めて任務は荒れそうだ。


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