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影が薄い俺は能力を授かりさらに薄くなった  作者: 会長
第1章 組織への入団
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影が薄いが部隊を体験する6

深夜 コーキン街 残り時間50分


レインは光の精霊によって作られた障壁をナイフで何回か、攻撃をしたが破れなかった。レインは一定のダメージを与えないと破壊出来ないと思いナイフを影に戻す。


「お!違う方法にしますか?中々破れないと思いますけどね。」

「まぁ、見ててください。」


フローラはレインが次に何をするか楽しみに待った。その理由は纏化の精度だ。ガンツさんから才能があると言われているだけあるなと思っていた。しかも、まだ習って3ヶ月でだ。

もちろん、それでも負けるとは微塵も思っていない。


「武器、影乱舞モード」


レインの影からレインでは到底持てないようなでかいハンマーが出てくる。そのハンマーを持った次の瞬間、先ほどのナイフと同じスピードで途中で一回転して障壁にぶつける。

「ズドーン」フローラは障壁事後ろに吹き飛ばされる。

幸い、屋根の上で戦っていたので周り被害は無い。フローラが体制を整えている間に影で転移、そしてハンマーで攻撃して少しヒビがはいった障壁に槍を刺す。フローラは焦っていったん後ろに下がる。まだ急に詰めれた技の内容が分かっていないからだ。その間に槍を入れ替え刀を腰につけ構える。その後、影で転移して障壁に向かって抜刀する。

すると、「パリーン」と音をたて障壁が壊れた。

フローラは障壁が壊れた事に驚いた。この障壁は何度も張り直せない代わり強力な守備力を持つ。それこそ、今ぐらいのスピードでハンマーを振り切らないとヒビすら入らない。


「中々やるますね。正直驚きましたよ、これを壊せたのは。」

「確かに俺も驚きましたよ。あの速度でハンマーを振るったのに壊れなかったのは。でも、ここからが本番ですよね?」

「そうですね。壊されると思ってなかったので、壊せたご褒美に本当の纏化を見せてあげましょう。」



メリーもレイン同様苦戦をしいられていた。

コレットさんは土を使う能力らしく中々土の壁を壊せない。

一回守ると消えるのだが土の壁自体が固いので剣で攻撃した後の衝撃でどうしても次の壁が出来るまでに詰められなかった。

剣を二本にすると、攻撃の威力が弱まりダメだった。

メリーをさらに苦戦させている理由が土で作られたゴーレムの存在だった。ゴーレム自体のスピードは速く無いがコレットさんに攻撃を仕掛けている時に攻撃をしてくる。しかも、三体もそれがいるのだ。厄介である。

ちなみに今メリーが強化剣で付与しているのはシンプルに破壊だ。メリーが能力をまだ使いこなせていないので破壊の能力は薄い。それでも弱点をつけば強い魔物でも1回2回で倒れる。

が、これもゴーレムの弱点を見つけれないので長期戦となっている。メリーとしては速く前に行きレイン達のサポートをしたいのだが、全然突破できない。

コレットさんも土を固めたボールみたいなのを遠距離で打っては来るがそれ以外の攻撃は特にしてこない。いや、する必要がないのだろう。

メリーはここで思い直す事にした。

今回の試験は親善隊のメンバーに認めてもらう事が重要であって勝つことで無い。そう思うと自然と肩の力が抜けた。

そして、勝つためのシナリオはレインが考えている。自分は目の前の人に一矢報いることを考えよう。


「コレットさんいきますね。」

「えぇ、来て下さい。」


メリーはここで奥の手を出すことにした。

能力の応用で強化ではなく遠力をまず習得したのには理由があった。能力が強化剣だからだ。それよりもまだ強化剣は本当の意味で剣を強化出来ているのか?という疑問を持ったことにより、先に遠力を習得することにしたのだ。


「強化剣、切断、衝撃、更に摩擦」


強化剣の能力の重ね掛けに剣の本来の力切断を使う。切断は本来の剣自体の能力なのでそこまで強化は出来なかった。が、応用の練習の時にゴース教官に剣を鍛えてもらいメリーの剣の技術が上がり使えるようになった。能力も更に重ね掛け出来るようになった。今はまだ3個までだ。


そして、メリーの剣が真っ赤に燃える。


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