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影が薄い俺は能力を授かりさらに薄くなった  作者: 会長
第1章 組織への入団
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影が薄いが部隊を体験する4

深夜 コーキン 親善隊のアジト前


レインはアジトを燃やした後、近くの建物の影に溶け込んでいたがアジトの中にいた二人の女性がこちらに向かって来ていた。

目視できる位置までくると、


「初めまして、親善隊の本当のリーダーのフローラです。横にいるのが副リーダーのコレットです。ガンツさんから是非と言われたので受け入れてみました。中々骨のある方々ですね。先ほどはポンチェがすいません。どうしてもと言ったので許可しましたがまさか燃やされるとは思っていませんでした。」


親善隊の本当のリーダーという女性のフローラが話しかけてきた。若干起こっているみたいだ。


「すいません。燃やしてしまって。まだ中に人がいるとは思ってなくて。」

「いえいえ、それは別にポンチェ達にさらせますんで良いんですよ。それよりあなた達の実力を計りたくなりました。私達と勝負しませんか?」

「いや、まだまだ全然かないませんよ。」

「あぁ、もちろん決闘とかではなく。そうですね~、何かいい案ありますか?コレットさん」

「シンプルに鬼ごっことかでいいのでは?」

「なるほど~、そうしましょうか!それで良いですね?」

「はい!」


こうして、親善隊に認めてもらう為に今日と同じような時間帯で鬼ごっこをすることになった。



その後フローラさんに紹介してもらった宿に泊まることになった。フローラさんとコレットさんもここに泊まるらしい。それ以外の皆さんは違うアジトで泊まることになるだろうと言っていた。


次の日フローラさん達に挨拶をして皆で朝食を食べた後、フローラさんが事情を説明するために早くから宿を出ていった。

鬼ごっこの内容は昨日あの後に決めたのでそれを伝えにも言ったのだろう。


ここで少しコーキンの街についての説明をしようと思う。

コーキンではアルベル国以外の組織もいるらしい。そしてカーズさんが仕切っている街でもあるらしい。理由は主に交易がしやすい中間ポイントだからだ。ここを通るかどうか、安全性や時間も大分変わる。だから他の国も交易相手が不正をしてないか監視しあっているらしい。

このコーキンの近くにあるシートン村は海に面していて魚類、ヨープ村は畜産、このコーキンの近くに大きな野原と森があり、そこには魔物がたくさんいるので肉も良く手に入る。

街は交易の為に中央の道が馬車が通れるだけ広がっている。

それ以外にも他に二本の似たような道がありそれは個人的な行商人の為の道らしい。


今回の鬼ごっこにおいて村がある門=南から北に向かって走る。

中央の道にある門をタッチ出来ると俺達の勝ちだ。

それまでに捕まったり、背中を地面につけられると負けとなる。

この街自体はでかくは無いので端から端までを走っても30分もあればつく。なので制限時間は一時間にしてもらった。

他にも一人でもタッチしたら勝ちや捕まっても救い出せると復活するなど細かいルールを決めた。


今日はフローラさん達はこの宿に帰ってこないのでじっくり作戦を考えるといいと言われたのでそうすることにする。

スタートの合図はサージのファイアーボールでいいらしい。

理由を聞くとこの街に、冒険者や肝が座っている商人が多いのでまた誰かの馬鹿騒ぎかと思われるだけらしい。

ただ、ここを守っている衛兵もいるので見つかったら捕まるらしい。後で事情を、説明して逃がしてくれるらしいが。


親善隊側のメンバーは18人でフローラさんやコレットさんも強いがポンチェやアベルもそこそこ強いらしい。俺達からすると、全員強いが。

衛兵は20人くらいで夜に動いているのが四人でリーダー格もここは重要な交易の街なので国から見ても中々強い人らしい。

リーダー格には話しを通すらしく、若手の15人が動くらしい。


合計33人が俺達を捕まえにくるらしい。

相手側は北門スタートで俺達は南門スタートだ。


さぁ、この鬼ごっこ三人でどう乗り切ろうか。


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