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影が薄い俺は能力を授かりさらに薄くなった  作者: 会長
第1章 組織への入団
30/77

影が薄いが試験を頑張る

学園 搭 試験当日


今日は中々の雨が降っている。

それは関係なく試験はやるようだ。

モモン教官が一階の食堂で話し始める。


「これから試験を始める。制限時間は一時間。お前らが自分の陣地に着いたらスタートだ。」


俺たちは一斉に自分の陣地へと向かう。



俺は陣地に向かいながら今回の試験の目的を振り替える。

全員にルール説明をした後俺だけモモン教官に呼び止められた。


「今回の試験、レインは主に試験をかきみだして欲しい。なぜだか分かるか?」

「今回の試験は攻守の交代やその切り替わりの訓練となってるが俺が本格的にボールを狙いに行くとそのパワーバランスが崩れるからでしょか?」

「正解だ。なのでレインには時間切れを狙って欲しい。」

「なるほど。傾きかけた所を俺が邪魔をして長引かせるんですね。」

「理由は分かるか?」

「攻守の訓練ですが、本当に仕事だった場合第三者の介入が起こりやすいからですか?」

「ああ、それと単純に失敗した時の事も想定しているから色々なパターンを作り出したいからだ。」

「分かりました。上手く出来るようにします。」



今回俺は基本的に邪魔をすることが目的となっている。

なので、あまりボールは取りに行かない予定だ。


「よろしくお願いします。」

「あぁ、僕はここを守るだけでいいんだね。」

「はい。あまり先輩に介入されるのも試験の主旨とは変わるので。」


俺が先輩と挨拶を交わした所で搭の方から赤い煙が上がった。

始まりの合図だ。



今日が雨だとはウーメン先輩から聞いていた。

どうやらウーメン先輩は天気が予測出来るらしい。

今回の雨は俺にとって好都合だ。新しい能力を試す機会が回ってきた。


「同化そして、対象化:雨」


同化などは言葉として語源化すると言霊により、使いやすくなると習ったので能力はなるべく言葉を作っている。

対象化とは俺が選択した物よりも影が薄くなるという付与系に近い能力だ。

これはリュークに再戦を何回も求められてめんどくさくなり、より影が薄くなることを探していると見つけた能力だ。

これは同化と元々の影が薄いという能力にさらに雨という存在感を増すことでより俺が薄くなっているので誰かにぶつかったりしない限り見つけられない。


リューク、メリー、ソート、フワンフラ、テオドールは古い屋敷で、もう一つのネフィン、マーク、エミリー、ニーナ、サージは新しい屋敷だ。

俺はまず森を走り二つの屋敷が見渡せる場所につく。

ここはちょうど周りからも見つかりにくい場所でもある。


俺がついてから少したつとリュークが屋敷から出てきた。

まずメリーがリーダーのチームが動くようだ。相手はネフィンがリーダーだ。


メリーをリーダーに置いているのは正解だと思う。メリーはすごく優秀かつ真正面から戦いには向いている。


リュークに続いてソート、メリーが出てくる。

やはりメリーは手堅い。

まずフワンフラ自体戦闘には向いていないし、テオドールは付与系で数を操作出来るので屋内戦に向いている。

そして、リュークは対人かつ、所見では大分強いだろう。

ソートは能力は猿でマークの虎にスピードなどは劣るが色々と器用に出来るのでこの組み合わせは合っている。

自ら出てくるのはあまり時間が無いことにもきずいているからだろう。

取ったボールほ五分間守り続けないといけないので、取るのに時間がかかると後々しんどくなる。

だから一つでも持って帰る事が目標だろう。


リュークが屋敷の一階に入っていった。


俺もネフィン達の屋敷に向かう。


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