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影が薄い俺は能力を授かりさらに薄くなった  作者: 会長
第1章 組織への入団
3/77

影が薄いが試験を受ける3

『影法師』


どうやらこれは、魔力系らしい。

なので俺はアルベル国の中心地アルに向かうことになった。アルベルからアルを取ったのが中心地で、ベルという場所もちゃんとあるらしい。


今回は俺だけが魔力系だったらしく一人だ。


あの後、俺は師匠に報告に行った。


「兵士も村の皆にも見つかりませんでしたよ。これで合格ですか?」


今回俺が机の下に隠れていたのは、師匠から与えられた最後の試験だった。

内容は能力検定中に全員を驚かせることだった。


「まぁ、合格だな。それじゃあ、これを兵士に渡すように。絶対に開けるなよ。」

「開けませんよ。でもこれなんですか?」

「まぁ、アルに着いてからの楽しみにしとけ。お前の将来に直結することだ。」


師匠がこういう事を言う事は珍しい。

でも、なんだかんだ俺のためになることを考えてくれている尊敬できる師匠だ。





そして、アルに移動中に自分の能力を調べてみた。

結果、色々な事が出来そうな能力だった。


1、自分自身の存在自体を薄くできる。

2、自分の影を操れる。

3、自分の半径1メートルの影の状況が分かる、そしてその影を認識する事で一瞬にしてその影に移動する事ができる。


など、アルに移動中に判明したことだ。

1の能力は普段から見つかりにくい事から、無意識に使っていたのだろう。

2の能力は影が一人の人間ように操れて、視覚などの感覚も共有できる。

3の能力は主に夜全てが暗くなると半径1メートルが分かるようになる。

影に移動するさい、対象の影に移動するまでに対象が動いてしまうと俺が認識していた場所に移動する事になる。


これが俺の能力みたいだ。他にも色々出来そうだが今はこれで充分だろう。

そして自分の能力を確認しているとアルに着いたようだ。


アルに着いてすぐに兵士から一枚の手紙が渡される。


「ここに書かれた場所に行け。」


それだけを告げると兵士たちはすぐにいってしまった。


とりあえず手紙の中身を確認すると、


『まぁまぁそこそこ優秀な弟子へ

これからお前に行ってもらうのは、諜報活動を主とする学園だ。

まぁ、簡単に言うと潜入捜査、スパイなどの裏の仕事を一辺に引き受けている組織の所だ。

もちろん、魔物などをたおすこともある。

あと、この組織には名前はない、いやつけられていない。


まぁそんな事は置いといて、裏の組織にある学園。

そんな学園は誰かにきいても知らないことだろう。

自分で探してたどり着け。

ただ、お前やったらすぐにたどり着く。

そして俺はお前其れぐらい認めている。

そこで3つ条件を出す。


1、武器屋のガンツを訪ねろ。

2、学園は自分で探し出せ。

3、他のお前以外の候補生10人と接触してエンブレムを奪い取れ。


以上。』


これは、また面倒くさくなりそうだ。


あぁ~、村で罠作りしたいなぁ。

とりあえず、ガンツさんに会いに行くか。


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