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影が薄い俺は能力を授かりさらに薄くなった  作者: 会長
第1章 組織への入団
24/77

影が薄いが学園生活を過ごす5

合計アクセスがまた500増えたので、本編を12時に投稿したいと思います。

能力の応用の練習編はまだまだ続きますが、よろしくお願いします。


学園 午後 訓練


俺はさっそく習った能力の応用の練習を始める。

森を走るのは、講義が始まる前に皆で走った。

俺は以前から使えている同化の練習から始める。


同化

本来は身体系が使う能力の応用。

俺の場合、ガンツ教官が言うには完璧に同化は出来ていないらしい。

魔力系が同化を使う場合、その魔法の本質により近づくことになる。

俺の影の場合は、夜の影一面状態になると目では見えなくなるとガンツ教官が言っていた。


「同化」

俺はいったん影を切り離しす。

そして、体の中に影を入れる。そこから内側に意識を向けて3時間同じ体制で動かない。

俺の考えでは影は影の本体が動かないと、動けないのでまずは同じ姿勢をずっとキープした。

すると、体の内側に影が張り付くようなイメージができるようになったが俺の操る影は魔力となっているので、魔力が尽きて体が重くなりその日の練習は終えた。


二日目、森を朝から走る。

午前の講義はガンツ教官による、色々なパターンの仕事依頼の中身を聞かせてもらえた。

こんな仕事まで受けるのかやすごい所の潜入の話は全員が盛り上がったりした。


午後

今日も同化の練習をする。


「同化」


昨日と同じで姿勢を動かさないで3時間経過した。

昨日と違うことは今日は完全な影の場所で同化を行った事だ。

今日は前半の1時間くらいで影が体の内側に張り付いたが、その張り付く場所によってムラができて均一にできず腕だけが同化などになった。

今までは何となく同化を使っていたが、本格的に練習をすると今までとの違いに驚くばかりだった。

が、今日は昨日よりは薄く確実に全身に影を行き渡らせれたので魔力の無駄な消費が少なく昨日よりも体が軽かった。



「ふぅ~」


お風呂で同化の練習について振り返った。

今まで使えていたので正直1日でできるようになると思っていたが甘かったようだ。

だが、日々コツがわかるようになっているので明日明後日ぐらいにはできるだろう。

そんな感じがした。


三日目

今日も朝から森を走った。やはり、走ることにおいては身体系のリュークやマーク、ソートが速い。

リュークも俺と同じで同化の練習をしているらしく、明らかに足の筋肉が違う。

リュークの能力は『瞬間筋肉』で圧倒的な反射神経はこれに繋がっているらしい。

『瞬間筋肉』は、筋肉を速く人よりも動かせる能力らしく接近戦はだいぶ強い。


午前の講義はモモン教官の仕事の心構えを聞いた。

作戦はプランをいくつも作る事が常識だや証拠を残さないためには現地では戦うことは避けるなど、魔物の以外の相手の時の仕事の心構えを聞いた。


午後


昨日はまだ魔力が残っていたのでお風呂上がりに部屋の中でリラックスしながらも今まで使っていたやり方でしてみた。

今までは自分がいることがばれたくなく静かにしていたり、存在感を消していると自然と影と同化していた。

なので、静かにそしてひっそり影を体に巡らせると同化できてしまった。

多分昨日までの影を体に巡らせる練習とそれを集中せずに自然体でいたことが成功の原因だろう。


今日からは体を動かしながらやってみる。

すると、体が今までよりも明らかに軽い。

影自体に体重などがないので同化をするといつもよりも速く動けた。

そこから影の場所でも動くと、まるで影の中に入ったかのように動けた。


そうして1時間くらい同化の体に馴れるために動いていると、


「おめでとう。レイン君が最初の成功者だよ。まぁ、レイン君ならすぐにできると思っていたけどね!」


こうして俺はガンツ教官から同化の合格をもらい、候補生で能力の応用の最初の成功者となった。


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