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影が薄い俺は能力を授かりさらに薄くなった  作者: 会長
第1章 組織への入団
22/77

影が薄いが学園生活を過ごす3

学園 搭 朝


朝、今日から訓練を始める。

まずは、講義からだ。

今日の教官はモモン教官だ。


「まず初めにお前らにはこの組織について知ってもらう。」


モモン教官によると、先日の戦いの最後に出てきた人がこの組織のトップ、カーズさんらしい。

この国の裏の事を一手に引き受けているらしい。

カーズさんが指揮する実動体がいるようだ。

その下に20の組織があり、一つ組織ごとに方針がある。

俺たちは約1年間ここで勉強をして、その組織を回って行く。

ほんとは、3年間ここで学ぶらしいが年によって変わるらしく1年という期間は前例がないわけでもないらしい。


間違えてはいけないのはどの組織も最終的トップはカーズさんだ。

絶対的な強さをほこるらしい。


「明日から、お前らを二つに分ける。

一つは前回のような潜入のなど組織に関わりたいもの。

一つは魔物討伐などの組織に関わりたいもの。

まずは希望を聞く。そして、今日行う午後からのテストを行う。

このテスト自体はお前達の実力を見るだけだ。」


組織には魔物などの冒険者では処理できないことなどが回ってきて倒すことをする組織もあるらしい。

普段は冒険者として普通に過ごしているので気づけないらしい。



午後


「それではテスト内容を発表する。

森の木に結んである赤いハンカチがある。それをもってかえってこい。ただし、ハンカチは6個しかないからな。それではよーい、スタート。」


モモン教官の話しを聞いて皆一斉に森へと飛び出していく。

俺は皆が行く方向を眺めていると、


「あれ~レイン君は行かないの?」

「そろそろ、向かいますよ。」

「あ、じゃあレイン君は二つ持って帰って来てね!よろしく~。」


俺はガンツ教官の指示により二つ持って帰る事になった。





サージが赤いハンカチを見つけたようだ。

俺は一足先に木の影に転移をして、赤いハンカチが結ばれている木の枝事切って落とす。


「あ、レイン君。ごめんね、僕もそれが欲しいから少し痛くするよ。」


サージは俺に向かって、土の塊となった魔法を十発放つ。

元々サージの能力は威力の強い魔法をメインとするが純粋な魔法だけだと精度は落ちるが量に変換できる。

精度や威力を上げるためには時間がかかるので面で攻撃できるように量を出すことにしている。


レインは特に避けることなく魔法に当たってしまう。いや、サージには魔法が当たったように見えた。

が、周りの煙が消えるとレインもいなくなっていた。


「な!いや、待てよ。確か」


サージはレインの能力に転移をする能力があった事を思いだし周りを見渡すがどこにも見つからなかった。



一方でレインは皆が向かった方向とは逆の森とは少し言いがたい林にいた。


「お、あったあった。」


俺がにらんだ通り一つだけ違う方向に赤いハンカチが結ばれていた。

モモン教官がテストを始める時、確かに皆が向かっている方向に立ちながらスタートをきったが他の場所にもあるのではと思い後から森へと向かった。

どうやら想像通りだったらしい。


サージには申し訳ないが皆の方向でも赤いハンカチを取れたので、教官に渡しに行こう。



そして、俺は二つの赤いハンカチをモモン教官へと渡した。


「これで今日のテストを終了とする。

このテストの結果がこの学園生活に直接関わってくることはないので安心してほしい。

明日からのこの時間は自由に訓練してもらってかまわない。

解散!」


俺は見事ガンツ教官の指示を乗り越えテストをクリアできた。


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