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魔剣使いの最凶冥王―ワールドアブソリュート―  作者: 神薙リンシア
第1章 イベルリエル王国編
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第5話 レッドドラゴン討伐報酬と新たな武器

えっと・・・滅茶苦茶短いです。

何故なら次の話に力を入れたいからです。


翌日。


俺は死にそうになっていた。


「やべぇ、エール飲み過ぎた・・・。」

そう、俺はエールという酒を飲み過ぎて二日酔いになっていた。


「全く・・・お兄様は調子乗って飲み過ぎるからいけないんですよ」


「菜々、お前は人の事言えないぞ」


「え?」


「まずお前はだな、エールを1杯飲むと俺を押し倒してディープキスってのをしてきたんだよ」

俺が人差し指を立て、目を閉じ嘘を吐くと。


「な、な、ななななな!?」

菜々は面白い様に顔を真っ赤にし部屋を飛び出して行った。


やべぇやり過ぎた・・・・。




結論から言おう・・・・ぶっ飛ばされた。

いや、確かにぶっ飛ばされたんだけど、本当の意味でぶっ飛ばされた。

今何処に居るかって?空だよ。

何これ?艦◯れ。

深海棲艦でも良いので助けて下さい。


すると俺の体は落ちて行く。


「えーと・・・・どうしよう」

俺は考えた、ひたすら考えた。

普段使えない頭はフル稼働している。

そしてある結論に至る。


「空飛べば良いじゃん」

シンプルな答えだった。


無属性ってラノベだと便利魔法だったはず!


「『(ウィング)』」

魔法を使った感覚がある。

そして背中に違和感を感じる。


「おお!」

俺は思わず声を上げた。


何故って?俺の背中から翼が生えたからだ!

そして俺はゆっくり下降して、地面に降りた。


隣を見ると冒険者ギルドが見えた。


「ん?此処って冒険者ギルドの前だったのか」


「よお期待のルーキー」

不意に背後から声が聞こえた。

俺は振り返ると、無駄にデカい漢が居た。


「ギルドマスター、なんですか?その期待のルーキーって」


「ん?期待のルーキーは期待のルーキーだろ」

うん、ダメだこの人、話が通じぬ。


「なんで期待されてるのかきいてるんですよ」


「ん?なんで期待されてるのか?そりゃあ1体で国を潰せるバケモンを一撃で殺したんだ、期待するだろうよ」

え?あいつ1体で国を潰せるの?とんだバケモンじゃねぇか。


「と言う事でだ、お前をSSSランクに昇格だ」


「‥‥‥‥‥‥はぁぁぁぁぁあああああ!!?」


「ほれ、お前の新しいギルドカードだ」

そう言い、ギルドカードを投げた。


なんで投げんのかな~。

俺はそれを受け取り、表示面を見た。


==========================

フウマ 15歳 ギルドランク:SSS


アビリティ:----

天職:----

職業:冒険者

魔法属性:光

==========================

と表示されていた。

oh・・・・・・・。


俺は言葉を失った。


なんで1日でEからSSSまで上がるんですかねぇ?

おかしい、最近おかしなことばかりだよ。


「ちょっくら依頼がある」


「ん?なんだ?」

俺は翼を仕舞いながら聞く。


「ああ、剣闘ってやつに出てもらいてぇんだ」

ギルマスのおっちゃんは左手に持っている紙をチラリと見て言う。


「報酬金は?」


「優勝で白金貨十枚」

ふーむ、なるほど。優勝したら白金貨十枚貰えんのか、良い仕事だな。


「受けよう、で武器指定は?」


「武器指定はあれだな、開催者が用意した物らしい。」

右手で頭を掻きながら片目を閉じ、そう答える。


「用意した武器か・・・」

かなり辛いな・・・ま、良いか。


「今朝俺を呼び出したのはこんだけの理由か?」


「いんや、この前のレッドドラゴン討伐報酬だ」

なるほど、素材全部くれんのか?

 


「さて、肉以外はある、全部持ってってくれ」

南門を出たところに俺達は居た。そしてドラゴンの残骸も居た。


「なるほど・・・ん?なんで箱があるんだ?」

俺はドラゴンの頭の位置においてある箱を指差す。


「ん?ああ、それか、それはな倒した本人でないと開けられないらしい。」


「へぇ、じゃあ開けるわ」

そう言い、俺は箱を手に取る。


「お?おお」


「よし、開けるぞ」

箱に手をかけ、開ける。


「・・・え?グリップ?」

俺が箱を開けると中に水色の剣のグリップが入っていた。


「ん?なんだ?上級鑑定で見えない?」

ギルマスはグリップを凝視し、驚いた声を上げた。


「んー、よし!剣を作ってもらうか!」

俺はグリップをポーチに仕舞うと、そう決心した。


「待ってくれ」


「ん?なんですか?」


「上級鑑定でも見えなかったんだ、相当なレアアイテムなんだろう、そこら辺の奴に頼むのはダメだ、俺がちゃんとしたとこに頼んでやる。」

その考えに俺は同意した。


なるほど、確かに半端なとこに頼んだらダメな気がする。頼もうか!


「はい、お願いします。」

俺はギルマスにグリップを手渡す。


「奴の腕なら3日で出来るだろう、4日後にギルドまで来てくれ」

ギルマスはそう言うとギルドに歩いて行った。


「よし、このドラゴンの素材を売り払うか」

そしてドラゴンの残骸を拾い出す。



~~~~~4日後~~~~~


「よお、来たか竜殺し」


「もっと聞きたいのだが何時から竜殺しなんて異名が付いた?」

俺は笑顔でギルマスに弱い威圧をする。


「む?ああ、一昨日からだ」

おい待て、まさか‥‥‥。


俺は慌ててギルドカードを取り出す。


==========================

フウマ 15歳 ギルドランク:SSS


二つ名:竜殺し

アビリティ:----

天職:----

職業:冒険者

魔法属性:光

==========================

・・・・・・・おいてめぇギルマス。


「まぁ、そんな事は置いといて、お前の頼んでた剣が出来上がったぞ」

おお!


ギルマスはギルド内部に入って行き、数分後戻って来た。


「ほれ、銘はお前がつけろよ?」

そう言い剣を俺に投げる。


だからなんで投げるんだよ!


そして俺は受け取り鞘から出す。

すると蒼白い剣身が出てきた。


「‥‥‥‥そうだな、銘は『トリニティア』にしよう?」

俺が銘を刻んだ瞬間、トリニティアが少し光った気がした。


「ほう、良いじゃねぇか、あとその剣はイメージと魔力を込めて振るとイメージに左右されるが全ての属性の剣になるってことだ。」

ふむふむ、なるほど、話を聞いた限りじゃ凍らせたり燃やしたり出来るのか・・・。

完全チート武器じゃねえか!


「なるほど、バリバリチートですね」

俺が思わず声に出すと


「そうだな、充分過ぎる程チートだな」

顔を上げると遠い目をしたギルマスが見えた。


「あ、そうだ、ちょっと聞きたかった事があるんですよ。」

俺は剣闘の事を思い出すとギルマスに尋ねた。


「ん?なんだ?」


「剣闘の日時は?」

俺は最初1ヶ月後とかだろ?と思っていたが。

待っていたのは


「ああ、明日だ」

思いもよらない言葉だった。


次の話は剣闘です。

恐らくびっくりすると思われる武器だと思います。

これはある方々と他愛もない話をしていた時に思いついた武器です!

では行きますよ?ネタバレになりますよ?



次回! 第6話 『剣闘春のネギ祭り 初戦』

です。ネギネギ日和!ネギシ◯カ!

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