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魔剣使いの最凶冥王―ワールドアブソリュート―  作者: 神薙リンシア
第3章 魔道学園編
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第26話 学園生活Ⅰ

前回のあらすじぃ~


変な空間で昔の記憶を思い出す。

ラフォリア、ラインハルト、創世神・ゼロ・トリニティアの記憶を見る。

そしてシリウスに会う。


終わり。

では本編をどうぞ!


一体この小説は何処へ行くのだろうか・・・。


俺はベッドの上で目が覚めた。そして俺は先程の事を思い出し、呟いた。


「見知らぬ天井・・・」

俺は「ツッコミ役が欲しいな・・」と呟き上半身を起こす。すると開いた窓から風が入り、背中を撫でる。その時自分の背中が寒くなり、ベッドのシーツを見る。そこは濡れており、汗を吸収したのだと分かる程だった。俺は片手を額に当て、唇を噛んだ。


「あんなの見せられたら『フルダイブ』なんか使えないな・・」

そう呟き、周りを見渡す。仄かに薬品の臭いがする。地球でいう保健室の様な構造になっている。そして気になるのが目の前にある椅子に座った女の人だった。その人の外見を一言で言うと・・・。


「科学者・・?」

「ん?カガクシャ?面白い事を言うね君は」

白衣を羽織った女はカルテの様な物を机に置き、俺へと近付く。


「此処に来る前の記憶はある?」

そう問われ、思い出そうとするとズキン、と痛み倒れる直前の記憶を思い出す。


「ええ、ありますね」

返答すると満足気に頷き、座っていた椅子に戻った。

(やっぱり≪桜吹雪≫は体に負担がかかるな・・・今後使用は控えるか)

俺はベッドから降りると制服の(しわ)を伸ばし、立て掛けてあった『ファフニール』と『エクスカリバー』を持ち、両方ともストレージに入れる。一通りやる事を終わらせストレージから『デュランダル』を取り出そうとすると、無い事に気が付いた。

(あー、多分訓練場に置いて来たな・・・)

俺は生徒手帳を内ポケットから出すとノエルに連絡を取る。


『はいはーい。楓真くん?何でプライベート回線なの?』

「あーノエル、第一訓練場開いてない?」

『ああ、開いてるわよ?何か用でもあるの?』

「ああ、置き去りになってる『デュランダル』を取りに行こうかと」

『ああ、あの神々しい剣の事ね、それなら聖剣研究部が持って行ったわよ。私は止めたんだけどね~』

ノエルの発言に俺は三秒程固まった。そして溜め息を吐く。


「なるほど、じゃあ今からその研究部に(とつ)るって伝えといてくれ」

『え、ちょっ・・待ってよ』

ノエルが何か言っていたが通話終了をタップし、強制的に通話を切る。そしてマップを開き、聖剣研究部なる部活を検索する。するとマップにナビが表示された。俺は目的地をスワイプし、確認すると生徒手帳を内ポケットに仕舞い、一気に駆け出した。


 ☆ ☆ ☆


~その頃聖剣研究部~


「部長。本当に持って来て良かったんですか?」

眼鏡を上げ、訓練場から持ち出した『聖剣デュランダル』をまじまじと見つめる副部長のシディル。そして『デュランダル』を持って来た張本人の聖剣研究部部長のリキア・ラシュベル。シディルの言葉に青筋を浮かべるリキア。


「いいんだよ。折角の聖剣をあんな風に使うなんて俺のプライドが許さないよ」

楓真が聖剣を投げた瞬間を思い出し、悔しそうに歯を食いしばる。


「部長・・・」

「しかもあの訓練場の結界を難なく破った聖剣だよ?そう易々と見逃すもんか」

黒い笑顔を浮かべ、リキアが『デュランダル』に触れようとした瞬間。生徒手帳に通話が入る。『デュランダル』に触れようと伸ばした手を止め、生徒手帳を忌々しそうに見つめると舌打ちする。


「誰なんだこんな時に・・」

胸ポケットから生徒手帳を取り出すとカバーを外し、画面を見る。そしてそこに表示されている名前を見ると目を見開いた。


「が、学園長!?」

リキアが思わず声を漏らすとシディルは驚いた表情を見せる。が、リキアは気付かず急いで通話に出る。


『もしもしリキア・ラシュベルくんかい!?』

「あ、はい。リキア・ラシュベルです」

『今すぐ『聖剣デュランダル』を返しなさい!』

「え、それはどういう事ですか?」

『良いから早く・・・ッ!?』

通話越しに息を飲むのが分かる。リキアがその代わり様に気付くと同時にドアが蹴破られる。


ドゴンッ!!


飛んできたドアがリキアとシディルの間を弾丸の様な速さで通り抜ける。その異様さに振り返る。そこには漆黒のコートを羽織った制服の男子生徒が居た。


「お邪魔するぜ、此処が聖剣研究部か?」

男子生徒は入ってくるなりそう問うた。


 ☆ ☆ ☆


俺はドアを蹴破った部室にズカズカと入り、中に居た生徒に問う。


「お邪魔するぜ、此処が聖剣研究部か?」

するとテーブルの上に置いてある『デュランダル』に目が移る。


「ああ、此処にあったんだな」

(ノエルの情報が正しいって事が証明されたな)

俺は右手で拳を作り、腕を引く。


「そんじゃ、吹っ飛べ」

俺は引いた腕を突き出す瞬間。


「ペガサス流○拳ッ!」

そして腕を突き出す。その瞬間拳に十分の一くらいの魔力を込める。すると腕が薄い水色に光りだし拳がいくつも飛び出す。幻覚だと思うが背後にペガサス座が見えた。そして飛んで行った拳はリキアとシディルに当たり、吹き飛ばした。俺は二人が吹っ飛ばされたのを確認し、『聖剣デュランダル』を持つ。そしてストレージ内にある『デュランダル』用の鞘を取り出し、鞘に納める。そのままストレージに『デュランダル』を入れ、部室を出た。



次回、『学園生活Ⅱ』。こうご期待!

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