番外編 謎のアザラシとの遭遇!
今回の敵は友人に考えてもらったスキルを元に作ったキャラです。
なのでほとんど本編と関係ありません。
因みに今回の話は戦闘がメインとなります。
苦手な方は飛ばして読んでもらっても構いません。
では番外編。謎のアザラシとの遭遇!をお楽しみください!
話しをしよう・・・あれは・・いやごめんなさい申し訳ございません。
これはまだ魔道学園に入学する二か月前だった。そしてそれは突如として現れた。
~二か月前 第九迷宮天空迷宮≪ジ・シリクレイス≫内第九十二層ボス部屋前~
「ふぅ・・・魔法のみは此処までが限界か・・・」
俺は松明を置き、近くの岩に腰を下ろす。
「やっぱり美少女は欲しいよな~」
そんな事を言いながら水筒の水を飲む。ふとあの日の出来事が蘇る。
「ユキノ・・・・・」
俺は最愛の人物の名前を呟く。俺は自分の頬をぶっ叩くと気持ちを切り替える。
「さ、行くか」
俺は水筒を鞄に仕舞うと腰を上げる。アイテムボックスから『月光の剣』を取り出し背中に装備する。一度鞘から抜き放つと揺らめく松明の炎の光を反射する鮮やかなブルーの剣身が姿を現す。鍔は特徴的な三日月型であり、ロングソードという武器だと分かる。俺は左手でMP回復ポーションを掴み、一気飲みする。いざボス戦に挑もうとすると、視界の右端に生物らしきモノが映る。俺はバックステップをし、その謎の生物を凝視するとそこには少々BIGサイズのアザラシが鎮座していた。俺は内心テンパりながらも剣を構える。するといきなりアザラシが喋りだす。
「よう、転移者」
俺は言葉を失っているとアザラシはまたもや話し出す。
「ど、どうしたん?」
その言葉にぎこちなく答える。
「あ、ああ、悪い」
俺の言葉にほっとしたのか安心をした様な顔をすると尻尾を剣の様に鋭くした。
「わいはクレイジーアザラシやで、あんたの名を聞いておきたいんや」
俺は神眼を使い、クレイジーアザラシと名乗ったアザラシを調べるとカーソルが現れ『name:クレイジーアザラシ』と出る。俺はそれを確認すると名乗る。
「俺の名は夏井楓真、元勇者だ」
名乗ると『月光の剣』を構え直し、右足を下げ、顔の高さまで剣を上げると左手を前に突き出す。
「行くでぇ!」
アザラシは大きくジャンプをすると体を回転させ斬ることに特化した尻尾を俺に叩きつける。俺は構えていた『月光の剣』をダッシュと共に水平に突きを放つ。その瞬間『月光の剣』が淡い青の光を放つ。それは俺がスキルを使った証である。突進系片手剣汎用スキル。≪ムーンアヴィルス≫。俺の体は誰かに操作されているかの様に自然と体の捻りを動作に加え、更に遠くまで攻撃範囲を伸ばす。そしてアザラシの尻尾と俺の『月光の剣』が衝突する。その衝撃により地面はバキバキと音を立て、砕け散る。大きな破片は粉々になり、小さな破片は吹き飛ぶ。俺は剣に力を目一杯込め、押し込む。すると視界の右下に警告文が出現する。
「ッチ」
俺は警告表示を見ると、思わず舌打ちをした。警告文の【武器の耐久度が限界です。】という一文を一瞥すると視線で耐久値を表示させる。左下に武器の耐久値という欄が現れそこに最大耐久値と残り耐久値が表示されていた。俺は更に剣に込める力を高める。するとゆっくりと動いていた残り耐久値が目まぐるしく数字を変えて行く。だが俺は込めた力を一切抜かず、それどころか更に力を込める。目まぐるしく回っていた数字は更に早く回り続け遂に耐久値は四ケタを切っている。『月光の剣』が壊れるのも時間の問題だ。耐久値は、すでに三ケタを切っており、持ってあと数秒である。本来は引くところなのだろうが俺は逆に本気で押し出す。すると今まで動かなかったアザラシの尻尾が弾かれ、怯む。俺は一気に剣を引くと剣を『アイテムボックス』に瞬間的に仕舞うと『ルーンナイトソード』を装備し、体を右回転させると同時にもう一度片手剣スキル。三連撃技≪フェイト・スクエイヤ≫を発動させる。一撃目は真横に振り、浅く斬る。そして二撃目。それを右下からの斬り上げ。最後三撃目は真上から振り下ろす。完全に決まったはずの三撃目はまるで見えない壁に阻まれた様にその動きを止めた。無理やりにスキルを強制中断され体に負担がかかる。頬に汗の流れる感覚を感じながら普段あまり使わない頭をフル回転させた。
(なんだ今のは・・・なんかのスキルか?いや、その場合俺にそのスキルが発現していないのが説明出来ない。という事はオリジナルアビリティか!?それならあの不可思議な発動の仕方もうなずける)
頭の中で結論を出すと意識を戻しアザラシを見据える。
「なあ、アザラシさんよ、あんたのそれは≪オリジナルアビリティ≫じゃないのか?」
質問を飛ばすと目を細めた。
(おっと?大当たりかな?)
「・・・流石は最強という訳だな。そう、今のは俺の≪オリジナルアビリティ≫。【鉄壁】だ」
割と普通な名前に驚いたが強い事は確かなようだ。
「なるほど、さっきのガードはその【鉄壁】ってやつか」
俺は『ルーンナイトソード』の耐久値を一瞥すると構えなおす。
(まだ耐久値に余裕があるな・・・)
「行くぞッ!」
アザラシはジャンプし縦回転で俺に迫って来る。俺が斬られる直前、剣が緑色の光に包まれる。それを横目で確認し、剣を下から斜めに斬り上げ、パリングする。すると面白いように尻尾が跳ね上げられ、俺は即座に左手でアイテムボックスを操作し、背中に壊れ掛けた『月光の剣』を装備する。今できる最大の速度で二刀流スキル。二十八連撃技≪ルナティック・バースト≫を放つ。縦、斜め、横と高速で斬撃を入れてゆく。
「二十八撃目ッ!」
と最後の一撃を叩き込む。するとまたもや剣が減速する――が、俺は押し込む。その瞬間、『月光の剣』が澄んだ音を出し、砕け散る。それを好機と見たアザラシはスキルを発動する。
「喰らえッ!≪クレイジーサイコパスアザラシアタック≫!」
スキル名を叫び、尻尾を横薙ぎする。その速度とスキル名のダサさに目を見開くが直ぐに『ルーンナイトソード』を逆手持ちにし、片手剣エクストラスキル。≪フルカウンター≫を発動させる。そして尻尾を弾き、逆手の持ちのまま片手剣スキル。三連撃技≪フェイト・スクエイヤ≫を発動し、斬る。二撃目を入れたその瞬間アザラシが光りだす。
「九十二層ボス攻略おめでとさん」
そう告げると光の粒子となって散った。
「一体なんだったんだあのモンスターは・・・」
あれは今でも分からない・・・。
どうだったでしょうかあのアザラシは?どうしようかと考えながら作るとこんな話しか作れませんでした。
ほとんど会話もせず行動とかだけでしたがもう少し会話を入れたほうがいいでしょうか?
ご意見待ってます。ブクマ、評価有難う御座います。はい、お察しの通り今回は誰も次回予告をしてくれません。なので私。作者が予告をさせて頂きます。
次回!『ふ――




