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魔剣使いの最凶冥王―ワールドアブソリュート―  作者: 神薙リンシア
第3章 魔道学園編
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第16話 Sランククエスト!


――数ヶ月後。

朝日が昇る頃、とある森の岩の上。一人の黒いコートを体に掛けた白髪の少年が寝て居た。


「ふわぁ・・・」

その少年は欠伸をし寝ていた岩から降り、そしてコートを羽織ると、もう一度欠伸をし近くの木に立て掛けてある木刀を手に取ると振り始める。何回か振ると木刀をアイテムボックスに仕舞い少年は学園都市――ニルバーナへと歩を進めた。


 ☆ ☆ ☆


~ニルバーナ内冒険者ギルド~


冒険者ギルド休憩室では受付嬢達が駄弁っていた。


「まったく、最近Sランク指定のクエストばかりで低ランククエストが極端に少なくなっちゃって学生達全くクエストを受けないんだもの」

弁当を食べながらそんな事を言い出す受付嬢の一人。


「しょうがないわよね、Sランク指定のモンスターが出てくると低ランクモンスターは活動停止するからね」

そう返したのはショートカットで赤髪の気の強そうなドワーフの女である。


「そうよね、今Sランククエストを全部こなしてくれる人居ないかな~」

そんな事を言いながらため息を吐く青髪蒼眼の美少女。


「すいませーん」

受付口から少年の様な声が聞こえて来る。


「私が行って来るわね」

青髪受付嬢は椅子から立ち、受付口まで歩いてゆく。そしてそこに居たのは白髪黒眼、漆黒のコートを羽織り背中にはコートと同じ漆黒の大鎌を背負った少年だった。その恰好を見れば今や誰だって知っている二つ名を思い浮かべる。


「『漆黒の死神』・・・」


 ☆ ☆ ☆


「『漆黒の死神』・・・」

目の前にいるギルド受付嬢の青髪少女はそう口走った瞬間今まで騒がしかったギルド内が静寂に包まれた。そんな中俺は溜め息を漏らし、手に持っていたクエスト用紙をカウンターに置く。


「これを全て受けるから手続きしてくれ」

俺はコートの内側のポケットからギルドカードを出す。


「は、はい」

受付嬢はクエスト用紙を見ると固まった。


「こ、これ全部Sランク指定クエストですよ!?」

顔を上げ、俺を真っ直ぐ見つめるとギルドカードを視界に映す。


「えっ・・・」

受付嬢はそこに書かれているランクを見て言葉を失う。書かれていたのは『ギルドランク:EX』だった。


「んじゃ、討伐してくるから」

俺はそう言うとギルドをあとにする。


「えーと、『英霊龍ギルディニア』・・この前討伐したし、『獄炎グリズリア』うん、こいつもやった。えーと、こいつだけか『盗賊王ノリタ』」

・・ん?ノリタって日本人?ま、いっか。


俺は足で地面を叩き索敵魔法を発動させる。


「おっけー、見つけた」

俺は自作の飛行魔法で反応のあった場所へと飛んだ。



俺は今ノリタの目の前に居る。まだ殺してはいない、そもそも近付いていない何故か、それはこの声と容姿を見ればわかるだろう。


「ゲヒヒヒ、男、要らないゲヒッ、魔法で変えてやる、ゲヒヒ『性転換』」

肉の塊――ミートノリタから放たれた固有スキルは俺に当たる直前で消える。


[マスター、固有スキル『性転換』が手に入りました]

アーカイブの声が頭に響いてくる。


「へぇ~、固有スキル『性転換』ねぇ」

俺はステータスを見ながら呟く。


「な、ななな、無い!オラのスキルがゲヒッ・・・ハーレムの夢がああ!」

膝から崩れ落ちるミート。


「さて、死ね」

俺は殲滅魔法を使う。『デスサイズ』そう心で言いミートの命を刈り取る。


「さてねぇ、お宝あるかな」

俺はそこらへんにある箱を開けるが何も入っていない。


「ッチ、シケてんな」

最早盗賊がどちらか分からなくなっていた。ふとミートがさっきまで座っていた王座を見るとおかしい点があった。


「王座って壁に付けるものなのか?」

俺は王座を横にずらすと壁にドアがあった。


「ビンゴ!」

指を鳴らすとドアを開ける、開けた先には螺旋階段があり、ずっと下まで続いていた。俺は迷わず下りてゆく。

コツンコツンと足音が暗い階段に響く。一体何分経ったのだろうか、遂に地下に着いた。


「・・・誰・・?」

女の声が聞こえた。俺は目を凝らすとボロボロの服を着た緑髪の美女が居た。


「俺か・・・俺は死神だ」

俺は二つ名とやっている事を照らし合わせて死神と名乗ることにした。


「死・・・神・・?」

困った様な顔をする。


「はい、なんですか?」

美女の言葉を待つ。


「私の願いを聞き届けていただけますか?」

無理に笑顔を作りそう言う。


「なんですか?」


「私はこの近くの魔道学園の校長をしていました、なので教頭に地位を譲ると伝えてください。私はもう死ぬのでしょう?死神さんがお迎えに来たのだから」

諦めた顔でそう問いかけてくる。


「・・・お断りします」

ハッキリとそう伝えた。美女は驚いた顔をする。


「では対等に話し合いましょう」


「一体何を話し合うのよ」


「学園の件ですが・・・この牢屋は邪魔だな」

俺は背負った鎌を握り振る。すると、牢屋が斬れ、人が一人通れる程の隙間が空いた。


「え?」

美女は間の抜けた声を上げた。


「では話し合いを始めましょうか」

俺はニヤリと笑うと始めた。



浅見「浅見で~す!」


夏井「夏井で~す!」


浅見「さてさて夏井君」


夏井「なんだい浅見君」


浅見「実は君のモデルってね」


夏井「はいはい」


浅見「俺なんだよ」


夏井「なにそれ初耳」


浅見「そりゃ裏話だからね」


夏井「なんで浅見を主人公にしなかったんだよ」


浅見「実はもう俺を主人公にした話は書き終えてるんだよね、プライベートだけで作ったサイトにあげてないやつで」


夏井「え?そうなの?」


浅見「うん、だから元々誰かを新しく作って主人公にするつもりだったんだ」


夏井「へぇ、じゃあなんで浅見を出したの?」


浅見「そこらへんはまたいつか」


夏井「うぃ」


浅見「次回!『入学試験』」


浅見&夏井「ゼロ・トリニティ!」


ブクマ、評価よろしくお願いします。m(__)m

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