番外編 著者と主人公の対面
番外編、物語の繋ぎとして見てください。勿論、本編では私は出てきません。
誤字脱字等がありましたら報告していただけると有り難いです。
俺は神剣の試練で奥の手を使い、倒れた。そこまでの記憶は残っている。だがしかし・・・・
「なんだ此処はぁぁぁぁ!!」
思わずそう叫んでしまった。だがそれも無理はないだろう。何せ今立って居るのは、何処かの河川敷なのだから・・・・
「やぁ、いらっしゃい」
声が聞こえ、後ろに振り向くと・・・見た目が高校生くらいの男が椅子に座って麦茶を飲んでいた。
「あんたは?」
そう問うと。
「この物語の作者」
男はそう答えると、今度はお菓子を食べ始めた。
「そうか・・で、お前はいくつなんだ?」
俺は立ったまま訊く。
「取り敢えず座りなよ」
男はもう一つの椅子に座るように促す。俺は椅子に座り、もう一度繰り返す。
「お前の歳は?」
「ん~、秘密で、というか自由に姿変えられるから決まった年齢はないんだよ」
そう言いながら、老人になったり、小学生になったりと、してようやくツインテールで赤黒のゴスロリを着た少女の姿で止まった。因みに胸はまたしてもボインだ。
「ん?この胸が気になるのか?」
自称作者は胸に実っている二つのたわわな果実を腕で持ち上げ強調する。
良いぞもっとやれ!
と、不覚にも思ってしまった。
「はっはっは、流石は私の創った主人公だ」
わははと笑いながらその豊満な胸を揺らす。
ちょ、DTの俺にはきついって!
俺は少し前屈みになった。
「ん?・・・ははーん」
わからないという表情からニヤニヤに変わったのは誰の目からも確認できた。
そして悪い顔になった自称作者さんはジャンプをしだした。凶悪な胸は激しく揺れる事により、更に凶悪になった。
それに対し、俺は更に前屈みになった。
「ふっふっふ、どうだい私の胸は」
バインバインとたわわな胸を揺らしながら悪い顔をしたままニヤニヤするという器用な事をしている。
く、くそう・・・どうすれば・・・
俺は静かに、相手に悟られずに考えだす。
そして頭にある作戦が過る。
これだ!
そう確信した。
「なあ、自称作者さんや」
俺は自称作者さんに話し掛ける。
「ん?なんだい?」
ジャンプを止め、首を傾げる作者さんを―――投げ飛ばしていた。
突然の事に驚いたのか、首を傾げたまま固まっていた。
ドガン!
人が叩きつけられた音とは思えない音が聞こえた。
生きてんだろうなぁ~、と思っていると、作者さんが起き上がった。
「全く、何て事をしてくれてるんだ君は・・・」
片手で髪の毛を弄りながら、服をはたいている。
「一応客人として招き入れてるのに・・暴れたらガーディアン達が寄って来ちゃうでしょうに」
作者さんは溜め息を吐き、ガーディアンをぶっ壊し始めた。
「楽しく話してたのに邪魔しないで欲しかったなぁ~」
二体目のガーディアンをぶっ壊しながらそんな事を言い始めた。
「楓真君、もう時間みたいだ、今から送るから、此処の事教えちゃダメだかんね!」
と言うと、俺の体が光り始めた。
「最後にあんたの名前を教えてくれ!」
そう叫ぶと、困った顔をした。
「真名は教えちゃだめだから・・・・姫見河美雪とでも名乗っておくよ」
ニコリと笑うと作者さん――美雪は指を鳴らした・・・。
はい、今回の番外編は思いっきりはっちゃけてみました(笑)
どうでしょう、面白かったですかね?
感想お待ちしてます!
11話は頑張って書いているので、少々お待ちください。Komeijiでした!