淺之side 楓真探し
今回は短いです。閑話ですね。
誤字脱字等がありましたら報告していただけると有り難いです。
《淺之裕理視点》
時は少し遡り、レッドドラゴン襲来前。
俺達は騎士団長に呼ばれ、中庭に来ていた。
「よし、お前らにはこれからダンジョンに潜ってもらう」
その団長の言葉にざわめく皆。
「団長」
まず声を上げたのは小峰川だった。
「なんだ?」
「何処のダンジョンでしょうか」
「テラリス迷宮という十二迷宮の一つだ」
団長は腕を組み、説明をする。
「そこはもう攻略されているのでしょうか」
そう聞いたのは海葉さんだ。
「いいや、現在の最高は五十階層までだ、因みにテラリス迷宮は全二百階層あると言われている」
「団長、テラリス迷宮には安全圏はあるんですか?」
俺は気になったので訊いてみることにした。
「ああ、あるぞ五層毎にな」
ということは少なくとも今のところは十箇所確認されているということか・・・・。
「今回は初ダンジョンだ!故に五層まで登る」
なるほど、ということは安全圏にはテレポート的移動手段があるのか。
「では各自準備しに行け、解散!」
団長はそう言うと自室へ戻って行った。
他の皆は自室に戻って持ち物を取って来る者や、その場で武器の手入れをしている者、精神統一している者がいる。
そして数分後団長が戻って来る。
勿論クラスメイト全員居る。
楓真を除いてだが・・・。
なぁ、楓真・・・・何処に行ったんだよ・・・・・。
「よし、これからテラリス迷宮に向かう!準備はいいな!」
「「「「「はい!」」」」」
全員で答えたので声はかなり大きくなった。
俺は皆が目を離している隙を狙い、王城を出る。
✩ ✩ ✩
俺はまず冒険者ギルドに向かった。
楓真なら絶対に行くと思ったからだ。
でも何故だ、何故冒険者が全員南門に走ってるんだ?
その思いと共に冒険者ギルドに入る。
「すいません、此処に楓真という冒険者居ませんか?」
受付嬢に訊く。
「あ、フウマさんなら先程レッドドラゴン撃退に参加してしまいました・・・必死に止めたのですが・・・・」
レッドドラゴン?あの1体で国を潰せるって言う・・・・。
「わかりました!南門に居るのですね今から・・・」
止めに行きます。そう言おうと口を動かそうとすると。
ギルドの南側のガラス全てが割れる。
「まさか・・・衝撃波!?」
そう、淺之はまだ知らないが飛んで来たのは楓真がレッドドラゴンの頭を斬った時に生まれた衝撃波なのだ。
「ここまで大きな衝撃波は今まで一度も無かったのに・・・・!」
そう零す受付嬢。
「じゃあまさかレッドドラゴンの!?」
「いいえ、それだったら此処ら全部焦土と化しています」
え?マジか・・・。
「ちょっと行ってきますね!」
そう受付嬢に言うと南門へ走る。
「退いた退いた!」
南門を目指し走っていると、前からマッチョがそう言って小走りになっているのが見えた。
そしてそれを追いかける様に二人の女の子がついている。
よく見ると誰かを運んでいる様だった。
「ほらほら、そこの黒髪の坊や、退きな」
マッチョがそう話しかけてくる。
「あ、申し訳ない」
そう言い退く、ふと運ばれている人物を見ると。
「なっ・・・楓真!?」
声を上げた時にはもう遠くに行っていた。
見えなくなると周りから声が聞こえてくる。
「あいつだぜレッドドラゴンを倒したの」
「マジかよ!あの少年が!?」
「ああ、壁蹴ったと思ったらドラゴンの首が飛んでんだから」
「弱った所じゃなくてか?」
「ああ、だってよ誰もレッドドラゴンに近づけなかったんだからな」
そう話しているのが聞こえる。
え?楓真が倒したのか・・・?
「・・・・なるほど、巫山戯たチーターに成ったんだな、楓真は・・・・。」
俺はそう呟くと、宿を探しに歩いた。
✩ ✩ ✩
俺は宿の部屋でステータスを見ていた。
因みに今のステータスはこんな感じだ。
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淺之裕理 15歳 レベル:34 ギルドランク:----
アビリティ:シフトカウンター
状態:平常
職業:龍剣士
筋力:540
体力:359/359
俊敏:215
魔力:457/457
魔法耐性:387
打撃耐性:468
魔法属性:光・天空
所持武器:天馬の剣
称号:勇者・天空龍に認められし者
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俺の魔法属性は少し珍しいらしい。
今まで天空魔法は天空龍にしか習得を確認されていない属性だそうだ。
結果、少し珍しいどころではなく初めて見るものだ。
因みに天空魔法は伝説魔法らしい。
楓真のステ見てみたいよな〜、どれだけチートに成ったのかな。
あ〜、そろそろ無理、楓真も見つけたし、別の国、帝国にでも行こう。
おやすみなさい。
次は楓真くんのリュウクド帝国の観光等です。




