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誕生
今年7月8日私は生まれた。
名はメリダと名ずけられた。
けして裕福でも貧乏でもない家で私は父、母、兄と暮らしていた。
だが私は2人にしか愛されなかった。
ただ一人、兄には憎い存在となったのだ。
私が7歳の時、兄は言った。
「お前が生まれてから何1ついいことがない」
私は理解不能だった。
意味もわからず、私は、
「なぜ?」
と問いた。
すると兄は私を睨みながらいった、
「食べ物も、寝場所も、遊ぶ時間さえ、全てお前のせいで無くなったんだ」
その言葉を聞き涙が出てきた。
一粒一粒が頬をつたりゆくなか、聞いてみた。
「私の・・・事?」
「当たり前だ他に誰がいる」
この瞬間、私の兄えの7年間愛も、兄といるときの楽しさも全てにくしみに
変わった。