命短し悩めよ女
『他人事?』
いくらでも悩んだっていい
一番ダメなのは、何も考えないこと
そう書いたのは誰だったかなと
苦笑しながら己の文章を見直す
それはまあ、自分なわけで
自分で書いておきながら
実行できているだろうかと自問する
いわゆる「耳が痛い」の部類に入るような
そんな生活を送っている自覚はある
考えることを放棄した
無気力なモノがそこにいる
なんであんなことを書いたんだろう
自分に対する戒め?希望?
それとも教訓?
まだ間に合うだろうか、私は
悩んで悩んで悩みに悩んで
そこから一歩踏み出しても
そのとき広がる世界は
私を受け入れてくれるだろうか
ねえ?
『お人形』
糸の切れた操り人形は
へたりと座り込んでしまう
ずっとずっと糸で引っ張られてきたお人形
考えることを放棄したお人形
立てなくなったお人形
どうやって立ったらいいのかな?
どうやって歩いたらいいのかな?
どうしよう
どうしよう
自由を手に入れたソレは
代わりに力を失った
今までずっと糸で引っ張ってこられたのだから
切れた瞬間無力になるのは当たり前
ぼんやりと座り込んだまま
真っ暗な舞台にいる感じ
さて、どうしようか
とりあえず出来る事をしなくては
でも何が出来たっけ?
少しだけ考えた後
一つだけ出来そうなことがあった
目くらいは、開けることできるかも