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私は頂点に立ったのかもしれない。
マドンナは、冷や汗をどうしようもなく流していた。ようやく状況を理解したのだろう。でも、もう遅い。みんなから見れば、今は私が、完全なる「マドンナ」だ。
勝ち誇った顔をしながら、新しい席につく。きっと、マドンナも、こんな気持ちだったのだろう。
アニメの主人公は、「たとえ悪いことをした人でも、助ける!」とか何とか言って、ハッピーエンドちゃんちゃん!って感じで終わるんだろうけど、現実はそう甘くないのだ。
「ちゃーんと、ふ・く・しゅ・う、されましょうねぇー?」
私はもう奴隷とかしたマドンナにささやいた。
普通の人だったら、前まで自分をいじめていた人に、こんなことは言えないだろう。でも、私は普通じゃない。私は…頭がおかしいのだから!この時、私は始めて、「頂点に立った」気がした。




