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私は入れ替わったのかもしれない。【side津々田ゆら】
訳が分からなかった。家のベッドで寝ていたら、いつの間にか、学校に来ていたのだ!
何となく上を見上げると、そこには、私の取り巻きと…私⁉︎え…、私⁉︎ヤバいヤバい。間違いなく私だ。見慣れたジャージを着ている私。
勘が働いて、無意識にジャージを見る。やっぱり…。そこには、「市川彩葉」の文字。
ということは、もしかして…私、市川彩葉と入れ替わっちゃった⁉︎
今まで私を尊敬の眼差しで見ていた、私の取り巻きたちも、市川彩葉と入れ替わった今は、私を心底見下すような目で見ている。
今まで市川彩葉は、「この目」に耐えていたのか。口から、なぜか乾いた笑いが漏れ出る。
私の姿をした、市川彩葉と目が合う。見下すような笑い方をしているそいつに、私は冷や汗が止まらなかった。




