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私は入れ替わったのかもしれない。
「んっ…。」
目を開けるとそこは、間違いない。学校だった。何だか眠たくて、変な声が漏れる。
周りには、マドンナの取り巻きや、私…。…え⁉︎私…⁉︎今見えたのって、間違いなく私だよねぇ⁉︎有り得なさすぎて、二度見する。その時、マドンナの取り巻きが、私に話しかけてきた。
「ゆらっちぃー。」
…間違いない。マドンナの取り巻きが、マドンナを呼ぶ時に使う、愛称だ。…でも、なんで私に…⁉︎勘が働いて、何となーくジャージを見てみる。…やっぱりだ。「津々田ゆら」の文字。
神様が言っていた「逆」というのは、「入れ替わる」という意味だったのだろう。
…さて、これからどうしようか。入れ替わったはいいものの、人間関係とか、そういうのをこれから先、違和感なく過ごせる気がしない。
横の席を見ると、訳が分からずに、戸惑っている様子のマドンナが見えた。どうやら今私たちは、マドンナ(姿は私)の席に、群がっているようだった。
ここで私の予想は、確信に変わったのだった…。




