表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私は頭がおかしいのかもしれない  作者: おもいちゃん
私は死んだ方がいいのかもしれない。
3/13

私は死んだのかもしれない。

ぽとっと、何かに当たる感触がした。不思議に思って、目をこする。眩しい光が見えた。


「ここ…どこだろう?」


そんな声が漏れた。私はとりあえず、今日の記憶を辿ってみた…。


…早朝。出張中の両親には内緒で、勉強せずに家を出た。そして、橋の先の海に飛び込んだ…。


確かこんなところだった気がする。ある程度記憶があっても、ここがどこかがわからないと話にならない。病室?天国?それとも…。


そんなことを考えていると、どこからともなく声が聞こえた気がした。ゆったりとした声色。何だか落ち着く…。


目がだんだんと慣れてきた。聞こえてくる声に、耳を澄ます。


「ここは天国と地獄の境目です!」


…え…何なに、この人変なダンスしてるんだけど…。引くわぁー…。


…まぁ、それはいいとして…。この人…「天国と地獄の境目」って言ったよねぇ⁉︎…え、待って…。なんかアニメで見たことあるんですけど…。


「では、これから、天国と地獄、どちらに行くか決めさせてもらいます。」


…え、待って待って。今、これからって言った⁉︎突然すぎるヨォ…。まだ、心の準備が…。


「それではまず、ここにきてしまった理由を、ざっくりでいいので、お聞かせください。」


ああ。そういう感じね、わかったわかった。…えっと、どうして死んだのかを言えばいいんだね。じゃあ…。


「橋から海に飛び込んで、溺れ死にました。」


えっと。こんなんでいいのかな?あ、自殺って言ってなかった。多分これから聞かれ…。


「それは…、自殺…ということでしょうか?なぜそんなことをしたのでしょうか?」


あ、やっぱり聞かれた…。多分…、虐待といじめ…って答えるのが正解だよね。うん、多分そう。


「えっと…、両親からの虐待と、クラスメイトからのいじめ?ですかね。」


こんな感じでどうだろう。多分、相手は神様。資料とかもあるはず。…ほら、噂をすれば、資料をめくり始めている神様。


「津々田ゆら、か…。」


神様が、資料を見ながら、独り言のように言った。聞くだけで笑いが込み上げてくるような、「津々田ゆら」という名前。口もとを必死に、抑えられずにはいられない。そのとき、もう一度神様の声がした。


「そうだな…、逆…にするか。」


訳のわからない神様の独り言を耳に、私はいつの間にか、学校にいたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ