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残念ハイスペ女子なんて言うな  作者: あたまんなか
32/55

それから




「おはよー ネオンちゃん!」


いつもの通学路 いつものタイミングで花凜ちゃんと出会う 


「おはー 花凜ちゃん」


「荷物わたしも持つよ! ありがとね」


そう言って買い出しの荷物をわたしから奪う花凜ちゃん 


「平気だよ! 重くないし! 花凜ちゃんよりわたしのが力持ちなんだから」


奪われた荷物を花凜ちゃんから取り戻そうとするも


「いいのっ! わたしがお願いしたことだし」


クスクス笑いながらわたしの手をすり抜けおどけてみせる花凜ちゃん

こういう女の子らしいとこは参考にしたいところだ


例の三叉路で今朝は本条に会わなかった

まぁいつも会うってタイミングでもなかったので気にもしてなかったけど 不覚にも探してしまってた


「本条くんいないね」


花凜ちゃんも気にして探してたみたい


「まぁいつもいるわけじゃないしね 教室行きゃ嫌でも会えるでしょ」


わたしは花凜ちゃんの手をつないで笑った


教室に着くと本条はもう来てた

男子の文化祭係りの子に荷物渡してた


「おはよー」


教室に挨拶するかのようにわたしは大きな声をだした

みんなの「おはよー」があちこちから返ってくる

もちろん本条も

花凜ちゃんが本条にもお礼言いに行ってる

わたしはなんだか落ち着いてた

こないだみたいに本条のこと気になることもなかった

だってきっとわたしが一番知ってる

誰も興味もないだろう本条のこと

そのことがわたしに余裕を与えてた


「おす 神楽! いやガチ勢!」


わたしが授業の準備をしてるとこに本条がやってきた


「おーす そういう本条もガチ勢だろ」


「まちがいねぇな!」


二人だけにしかわからない会話 二人だけで笑ってる


「な、昼メシ食ったら図書室いかね? お薦めの本があるかもだし」


「まじ!? んじゃ行く!」


本条の提案に二つ返事した こんな誘いは初めてだった 


俄然昼休みが楽しみになっちゃってそれまでの授業の時間の流れ方が遅くなったように感じた

今まで昼休みの楽しみなんてお弁当くらいだったのに


…え、ふとわたしは周りの視線に気づいた

ぐるり見回してもどの顔もこっち見てた

わたしとわたしの机に手を置いて話してる本条のこと


まあ無愛想な本条と男子苦手なわたしの物珍しい取り合わせですもんね

そりゃ興味の対象にもなりますでしょうよ

でもね、言っときますけど…


「そう言うのじゃ ないからっ!!!」


こっち見てたみんながビクっとした


わたしもびっくりした…わたしの心の声は無意識に大きい声となって発せられてたから…


本条だけはニヤニヤ笑ってた

わたしは恥ずかしくなって小さくなってた…無理だけど


で、やっぱ花凜ちゃんはニコニコ微笑んでた











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