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0.9.4.0 ポトフちゃんとスープベース

 おはようございます。本日は正式リリース前、最後の出勤日。今日も1日頑張りましょう!


「おはよう、ポトフ。」

「おはようございます。」


 挨拶がてら、うさちゃんとハグを交わし、元気をフルチャージ。


「ちゅ〜う。」

「きゅわ〜。」


 あら、足元でちゅうちゃんとこんちゃんが私達を真似て抱き合ってますね。きゃわいい〜。


 お仕事を始める前に、うさちゃんが渡したいものがあるそうです。毎度毎度ありがとうございます。


 1つは土鍋。深めで大きくてしっかりした作りだ。これで鍋やりたいなあ。

 それから、計量スプーン、カップ……今までの私の調理風景を見て、きっちり計れるものを作ってくれたみたい。ありがたや〜。


「それから、これは他のスタッフからの贈り物だ。」


 台の上に並べられたのは、陶器とガラスのティーセット。どちらもメルヘンチックで可愛らしい。


「後でこれを使ってお茶をいれましょうね。」

「ああ。楽しみにしてる。」


 それでは今日の料理を……あ、そうだ、その前にうさちゃんに欲しいものを伝えておかなきゃ。

 えー、何が足りないんだったかな……ああ、口金!

 ソーセージ用のぶっとい注射針みたいなやつと、お菓子用のギザギザしてるやつが欲しいね。あと絞り袋。

 この2つをお願いしまーす。




 それでは、今日も気合い入れて調理していきますよ。

 今日作るのは『スープ』と、そのベースとなる出汁。スープストック、とも言うやつかな。


 野菜の皮や切れ端、あるいは、家畜の骨を煮出して作る、ってのは知ってるけれど、詳しい方法は分からない。水に入れるだけでいいのかな?

 ってことで、検索検索〜。


 ………

 ……

 …


 ふむふむ。ブイヨンやブロスは出汁で、コンソメはそもそも料理なのか。確かにコンソメスープ、とは言うけど、ブイヨンスープとは言わないよね。

 ん?でも鶏ガラスープは言うよね?その辺は国の違いかな。

 基本は鶏、牛……あれ?豚のブイヨンはないっぽい?まあ、豚骨スープがあるからいっか。



 では先人の知恵をもとに調理開始です。

 まずは洋風なお出汁から。


 使う食材は、タマネギ、ニンジン、セロリ。

 レシピを見た感じ、この3つはどのブイヨンにも使われているね。というか、かなり定番の組み合わせみたいだ。


 てことで、この3つをざっくり切って鍋に入れ、そこに+αで様々な食材を追加して、出汁を取っていこう。


 一つ目は野菜出汁。

 追加するのは……トウモロコシ、パプリカなんかは、加熱すると甘みが出るし、いい出汁が出るかも。ホウレンソウはアクが強いので避けたほうがいいよね。ピーマンは苦くなりそうなのでやめておこう。


 ザックザックと適当に切って投入し終えたら、野菜達がヒタヒタに浸かるくらいの水を注ぎ入れ、煮込んでいきます。

 1度沸騰させてから火を弱めて、じーっくりとグツグツコトコト……


 スープが透き通った琥珀のような色になってきたら、サラシを敷いたザルで漉して『ベジブロス』の完成。

 この状態で一旦味付けしておこう。いただきます。


ひとさじすくって口へ運ぶと、野菜の優しい甘味が舌の上に広がる。

クセもなく飲みやすいし、スープベース、まさに土台にするにはピッタリだろう。

 よし、この調子で他の出汁もとっていきましょう。


 基本の3種はそのままに、トリイチゴの骨とハーブを追加して煮出し、チキン、いや『トリブイヨン』に。

 更に、骨の種類を変えて『ブタブイヨン』と『ウシブイヨン』も作る。


 やっぱり動物性の食材が入ってくるとひと味違うね。あっさりとしたベジブロスに比べて、濃厚なコクと旨味のこってりとした重みを感じる。


 お次は基本の3種の野菜を、ネギの青いところやショウガに変えて『トリガラスープ』や『ブタコツスープ』に。

 これまた風味がガラッと変わって中華風の味わい。ブイヨンに比べると、ややさっぱりした感じだね。


 出汁をとり終えた骨たちは、うさちゃんへ譲渡。武器とか装備の素材に骨を使うらしいんでね。

 茹でたから脆くなってる……?まあまあ、ゲームなんだしいいじゃないですか。


 続いて、和風な出汁を1つ。

 用意するのはシイタケ。石づきを切り落としてそのまま乾燥させ、『干しシイタケ』を作るよ。

 これを水に浸して、冷温庫で丸1日経過させたら、『シイタケ出汁』の完成です。ん〜、いい香り。


 とりあえず、お出汁の制作はこんなところで。また材料が増えた時にでも作りましょう。




 では次に……『スープベースの実』を作ります!

 ブイヨンもトリガラも、前世じゃキューブをポイッ、顆粒をパラっ、で終わってた訳だし、あったほうが絶対便利だと思うんだよね。

 制作スキップできるとはいえ、材料も地味に多くて面倒だし。


 てことで、最高峰の味とまではいけないけど、お手軽にスープを楽しんでもらえるようにスープの素を作りますよ。

 ベースとなるのは、いつだったか露天で購入した、そら豆のような輝く豆。これから出汁を作れるようにするよ。


 作り方はとっても簡単!

 豆をさやから取り出して、ミキサーにかけて攪拌し、同じくらいの量の水と合わせて、火にかける。

 溶けきって透き通ってきたら、ベジブロスの出来上がり。出涸らしも出なくてとってもエコ!


『ベジブロスだけ?』いえいえ、もちろんこれで終わりじゃありません。


 畑で育てる時に、トリイチゴの隣に植えればトリブイヨン味に、ウシカボチャならウシブイヨン味に。そんな感じで、近くにある作物の影響を受けるようにします。


 そしてそして、これが本命の成果物。

 乾燥させてからミキサーにかけ、粉にしたものをお湯に溶かせば、そのまま飲めるスープになります。

 例えば、トリ味なら『コンソメスープ』に。塩コショウはお好みでどうぞ。

 こちらの味付けは、後でコンソメスープを作ってから一緒にやっちゃお。


 大体こんな感じでいいかな。

 最後に、この豆の名前を決めよう。えーっと、豆、ビーン……ブイヨン……『ビーヨン』?よし、ビーヨンにしよう。


 それじゃあ次は、このスープベースを使った料理を作ろう!

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― 新着の感想 ―
 ポークブイヨンが無いとかその世界は歴史的間違いを犯しているな。
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