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0.8.0.x.1 とある配信者の1日


「あー、あー、聞こえる?タイトル画面映ってる?」


>聞こえるよー

>問題ナシ!

>ユービキアスって書いてある


「はいそうです。今日はね、このユービキアスってゲームの先行プレイをやるよ。ジャンル的にはVRMMOになるのかな。」


>おー

>発売前のゲーム?配信していいの?


「あ、大丈夫。動画、配信オッケーってちゃんと書いてあったよ。」


>ユービキアスってなんか広告で聞いたことあるな。

>広大で美しい世界へ転生してみませんか?ってやつ?

>他に何出してる会社?


「それそれ、転生のやつ。他に出してるやつは分かんなかったけど、コピーライト見てみ?」


>うわ、Eidorado入ってる

>は!?

>VRの会社じゃん、じゃあ何?このエリュシオンスタジオ?ってのは新しい子会社的なやつ?


「多分そうだと思う。これは期待できるっしょ?お、サーバー開いたっぽい!じゃ早速ね、始めて行きたいと思います。スタート!」


>白っ

>眩しー


『無垢なる魂がまた1つ、この世界に生まれ落ちたか。』


>誰?

>ムービーか?


………

……


『お主の望む姿を、そこへ書き記すのじゃ。』


>ペン?

>お、視線動いた


「……お?動けるようなった?これでキャラ作成すんのかな?えー、名前は『胸筋』で、性別は男、っと。種族は……いっぱいあるな。」


>パイちゃーん

>パイパイ

>ドワーフとかエルフは定番だよね

>詳細見れないの?


「パイパイじゃなーいー。詳細は見〜れ〜……お!見れるね。えーっと、『サイクロプス族』“大きな体躯の人型種族。手先が器用で鍛冶が得意。しかし、鍛冶に没頭するあまり、炎を見つめすぎて片目を失う者も多いという。”だって。ステータスはこんな感じ。」


>かなり耐久寄りだなあ

>体力参照して攻撃アップは強くね?

>これ種族って見えてるぶんだけじゃなくて折りたたまれてる感じか。めちゃくちゃ多そうだな。


「あー、確かにめっちゃ分かれてるな。ごめんだけど気になったやつだけみるわ。詳しく見たけりゃ皆もやろうな。」


>うわ、精霊多っ

>はーい

>せやな


………

……


「えー、結局こんな感じに決まりました。やー結構時間かかったな。」


>人間かあ。カタログスペック見ただけじゃかなり無難だったよね。

>器用貧乏って感じだけど それ以外に欠点無さそうだし案外いいかも

>顔胡散臭いな


「胡散臭かないでしょ。どっからどう見ても好青年じゃない?」


>裏がありそう

>笑ってる時とか胡散臭さマシマシだわ

>腹黒さを感じる。

>暗黒微笑って感じ

>顔は弄ったからいいんだけど、声で身バレしない?


「そんな言う?身バレはまぁ、大丈夫でしょ〜。俺知ってるやつなんて居ないよ。」


>フォロワー数もうすぐ100万な配信者がそれ言う?

>言うて100万超えてても一般ピーポーは知らんでしょ


「まあ、バレたらその時はその時で。そろそろ決定ボタン押すよ。」


………

……


>桜だっけあの花

>おお〜グラフィックすげえ

>誰か来た!

>あれ?胸筋?

>ムービー始まったんじゃない?


『おい、おい、大丈夫か?』

「は、え?あ、」

『なんだ、混乱してるみたいだな。魔物にでも襲われたか?ちょっと待ってろ。』


>イカついおっちゃんだ

>角生えてるね

>パイパイ大丈夫か?

>あ~行っちゃった

>胸筋どしたの


「な、なにこれ?えっ?……匂いがある?」


>マジで大丈夫?

>ん?何?匂い?


「そう、匂い、鼻に抜けるような、こう、ええ、何これ。」


>めちゃくちゃ混乱してるな

>本当に着いてんの?錯覚とかじゃなくて?


「マジマジ!マジで着いてんの!」


『おいおい、落ち着け。周りにゃ小せぇモンスターしかいなかったから、安心しろ。』

「え、あ、ありがとうございます……?」


>おっちゃん優し

>見回ってきてくれたのか


『にしても、こんなトコで何やってんだ?』

「何……何してたんでしょうね?」


キャラ作成してました

神様と話してた

触れちゃいけない人すぎるな


『記憶喪失か?ん〜……しょうがねぇ。ここいらじゃ、魔物の目撃証言があってな。オメェ1人危ねえ森ん中に置いとくわけにもいかねえから、街まで送ってやる。歩けるか?』

「は、はい!」

『こっちだ、ついてこい。』

「はい!」


>やさおじ

>冒険の始まりだー!


………

……


『なんだ、ただのスライムか。』


>ぷるっぷる

>かわいい

>かわヨ

>!?

>潰れた!?

>どうした!?


『あん?怪我してるみてぇだな。そうだ胸筋、こいつにさっき採った薬草を食わせてみろ、それで回復するはずだ。』

「わかりました……どうやるんだ?」


>怪我!?

>はやく治してあげて〜

>くっつけてみたら?


「こうか?お、食べてるな。」


>溶けてる……

>おお〜元気なったね

>プルンプルンよ

>お、寄ってきたな


「ん?どうした?」

『がははっ、懐かれたな!こいつはお前について行きてぇみてぇだぞ!』

「俺に?……連れて行ってもいんですか?」

『おう!モンスター連れてるやつなんざごまんといらぁ。』


>連れていけるんですか?ヤッター!

>胸筋チャンネルのマスコットになるか?


『さっき拾った黒晶石があるだろ。それを握り込んで魔力を込めてみろ。』

「はい。こうかな?…………お!あったかくなってきた!」


>魔力を込めるとは

>透明になってるー

>成功か?


『おお、上手いじゃねえか。それをさっきみてぇにスライムに与えてみな。』

「わかりました。ほら、食え〜。あ!」


>お!

>成功したね

>イミテーションスライム?


「名前か〜、何がいい?」


>パイちゃん

>パイパイ

>腹筋とか?

>大は?胸筋と合わせて大胸筋で

>水っぽいから雫とか


「ん〜……大、いいな。漢字じゃぱっと見分かりづらいし、カタカナでダイにしとくわ。」


>ダイちゃーん

>ぷるぷるしてて可愛い

>ステータスは?


「ステはこれだな……お、すげえ筋力に偏ってるな。見た目を変えられる……ふーん?」


>あんまり強くなさげ?

>なんか低レアにしちゃ複雑なこと書いてあるな

>俺知ってるぞ。こういうのって捨てたりしたら二度と手に入らないやつだろ。


「ああ〜あるある。うっかり捨ててどうしようもなくなるやつね。気をつけます。」


『お、ちゃんと仲間に出来たみたいだな?んじゃ、そいつも連れて街に行くぞ。もうすぐ着くからな。』

「はい!」


>わくわく

>街にも匂い着いてんのかな

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