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0.0.0 採用通知とこの世界のあれやこれや

プロットもなしに行き当たりばったりで書いてるのでいつまで続くのかそもそも続くのか分かりません。

よろしくお願いします。

 住民No.xxxxxxxxxxxxxxx


 飯盛 恵 様


 ユービキアス(仮)クリエイター募集プロジェクトへのご応募誠にありがとうございます。


 厳正なる審査の結果 飯盛 恵 様の採用が決定致しましたことをお知らせします。


 つきましては────



 ──────────────────


「おお。」

 採用通知きてる。


 ─ゲームをしながらゲームを作りませんか?

 世界も魔法もオシャレも自分の思いのまま!─


 と言う謳い文句に誘われ、即決で応募してしまったこのプロジェクト。


 最新のAI技術を用いてゲームを作るそうで、なんと、頭の中で考えた魔法やモンスターをリアルタイムでゲーム内に具現化させることができるらしい。


そんな説明文を見て私が思った事はただ1つ。

この技術を使えばもしかしたら……

「美味しいご飯が食べられる……!!!」


 所謂『前世の記憶』というものを持って生まれた私にとって、この世界のご飯事情はあまりにも悲しいものだったのだ……





 星歴831年──

 地球という惑星の、日本という国で生きていた記憶のある私から見て、この世界の生活の水準は、平成や令和といった時代とあまり変わらないものだった。

 いや、どちらかといえばこの世界の方が発展しているかもしれない。自動運転する車や、配達ドローンなんかを街中でよく見かけるし、医療技術の発展で平均寿命がかなり伸びた。


 しかし、この地球っぽい惑星は、大陸規模の地殻変動や大規模な災害が頻発し、滅びかけた時代があったらしい。

 生物は海も陸もほぼほぼ壊滅状態。人間は数を減らしつつも、何とか生き延びる事ができたようだ。


 そこからまたずーっと時間が経って、人々は数を増やし、文明を築き上げ、滅びかける前の水準まで戻すことが出来た……のが星歴元年であり、そこからまた時間が経って今現在に至るわけである。


 凄くふわっとした説明なのは、私が歴史の授業をまともにきいていなかったからである。




 さて、ここいらで、元・日本人である私から見て大きく発展したと言わしめる、この世界の文明をいくつか紹介しよう。


 まず1つ目、前述したような車やドローンなど、様々なテクノロジーが発展していること。


 幸いな事に、災害で崩壊した都市にあった機器から、災害前のIT技術や医療技術、はたまた電子書籍のデータや動画投稿サイトの動画、料理のレシピなどのデータの大半を、サルベージすることができたらしい。

 これらは復興にも大いに役立ったようだ。



 そして、変わったこと2つ目……

 食事が! 虚無!! なのである!!!


 今日のご飯

 朝 完全栄養補完サプリ×3 水

 昼 完全(略)サプリ×3 水

 夜 (略)サプリ×3 水


 いや〜スゴイなぁ〜

 この『完全栄養補完サプリメント』で体に必要な全てを補っちゃうんだから……はぁ……


──────


 このサプリメントは、国の主導で開発、配布されており、災害前から一般に普及していて、災害後もこんにちに至るまで人類の食事(笑)を担い続けている。


 開発施設と生産工場は奇跡的に災害の影響が少なく──故にこの施設周辺に我が国のすべての人間が集まっている──施設内の土壌や素材となる植物は無事だったのだ。


 勿論この植物は流通していない。クローン技術で増やした、今では貴重になった植物と交配させ、品種改良を繰り返し栄養価を高め、今では1日10粒前後で毎日健康だ。

 そのため、現代ではモノを食べると言う行為を漫画やドラマでしか知らない人間ばかりである。


────── 


 聞くところによると、生物の大半が絶滅危惧種で保護されてたり、人が住む場所を広げるという目的以外での土地開発に消極的だったり……そもそもご飯を知らなかったり、何それ?手間かかりすぎ、と考える人ばかりだったり......


 高い所から観る都市外部には緑っぽいのが散見されるので、案外生き残った動物なんかもいるんじゃないかなぁとか、クローン技術があるんだから他の植物にも使ってくれないかなぁとか思うが、開発費とかバカにならないんだろうなぁ。やはり金か、金の問題なのか。


 まあ、色々事情はあるらしいが、一般市民の私が知ったこっちゃない。


 とにかく私は美味しいご飯が食べたいんだ!





  さて、誰に向けてんだという思い入れに浸ったところで、


「あんな志望動機でよく受かったなぁ。」


 志望動機

 『美味しいご飯を作って食べたいです』


 のみである。私が採用担当なら速攻はじいてる。

 よっぽど奇特な人の目に止まったのだろう、サンキュー担当マン。


 はっ!!これで受かったということはゲーム内で料理してご飯を作らせてもらえるのは確定なのでは!!


 そうと決まっちゃグズグズしてられない!

 荷造りして社員寮へGO!!!

ごちゃごちゃ書きましたがこの作品は所謂

『異世界に日本食を広める 』系小説になる予定です。星歴とか災害とか後付けみたいなもんで本筋に関わって来ないです。

なのでそこら辺ツッコミ所多くても見逃してネ。

『この世界ではサプリメントで栄養補給しており、ご飯を食べなくなった』ってとこだけ覚えとけば大丈夫です。

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この世界の人顎とか退化してそう。
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