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ダンジョン魔王に転生したけどMPが低すぎてダンジョンを守れる気がしません  作者: シャルねる


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第十八話 男爵

 イノリ達が無事宿を取りご飯を食べている頃ロージライア男爵は部下からの報告を聞いていた。

 獣人が街に入り込んだと言う報告を。


「どういうことだ? 結界を貼っていなかったのか!」

「いえ、結界は貼ってありますし正常に機能しています」

「なら何故獣人が、いや、人間の劣等種である者が入れる!」

「分かりません、ただ一つだけ言えることは獣人が街に入ってきたということです」


 男爵は机をドンッ、と叩き少し冷静に考える。


「そいつは今どこにいるんだ? 何人入ってきた、そもそも門番は何をしていた」

「今はルシ亭と言う宿に泊まっているようです。入ってきた人数についてですが人間が二人と獣人が一匹ですね、門番は人間とやり取りをしたそうでどうせ街に入ろうとしたら精神が壊れるからと放っておいたようですが普通に街に入っていったそうです」

「人間と? ならばその獣人は奴隷ではないのか?」

「いえ、奴隷ではありません。首輪をしていなかったようです。それに奴隷であったとしてもどうやって結界を無視し入り込んだのかを聞き出す必要があるでしょう」

「チッ、面倒な......そもそも何故宿に泊まれているんだ」

「途中から帽子を被りだしたようです、宿の者も結界のおかげでまさか獣人が入り込んでいるとは思わなかったのでしょう」

「......動かせるやつは何人いる?」

「十名ほどです」

「ならそいつらを使ってその獣人を持ってこい。宿の者はもちろん民にも気づかれるな」

「はっ!」


 そう言い部下は男爵の部屋を出る。

 そして部下と入れ替わるようにメイドが男爵がいる部屋にワインを持って入ってくる。

 男爵は苛立ちを少しでも落ち着けるためにワインを一気に飲みメイドにグラスを投げつける。

 

「きゃっ」


 そんなことをされれば当然メイドは怪我をしてしまうだろう。

 避けることも出来たのかもしれないが避ければ余計に怒らせることになると理解しているからこそ避け無かったのだろうが。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 イノリ達は宿で食事をしていた。


「......なんで帽子取らないんだよ」

「なんとなくー」


 フェルの考えがよく分からないのはいつもの事なので、そうか、といい食事に戻る。


「そう言えばイノリさんはなんで街に来たかったんですか?」


 イノリは異世界の街が見てみたかっただけなのだが、少なくとも今はそれを言う気はないので適当に誤魔化す。


「なんとなくだ。森に籠ってるだけじゃつまらないしな」

「......イノリさんの立場でそんなこと聞いたこともありません」


 エルザはイノリの事をダンジョンマスターと言わずに立場と言う。

 小声で話しているとはいえもし万が一誰かに話を聞かれていたら厄介なことになるからだろう。


「好奇心には勝てない」

「......」


 そうこうしているうちに食事を食べ終わり部屋に戻る。

 全員同じ部屋に。


「......今からでも部屋を取った方がいいと思うんだが、金なら創造できるし」

「フェルさんがイノリさんと一緒が良いと言うので仕方ありません」

「ならエルザだけでも部屋を取ればいいじゃないか」

「......イノリさんがフェルさんに変なことをしないとも限りませんので」

「するか!」


 イノリはフェルの我儘のせいで何故か全員同じ部屋で寝ることになった。

 もちろんベッドは三つあるのだが。

 

「はぁ、もういい、俺はもう寝るぞ」


 そう言いベッドに入るが何故かフェルもイノリと一緒にベッドに入ろうとする。


「なんでフェルも同じとこに来ようとする!?」

「だめ?」


 上目遣いでそんなことを聞いてくるが答えはダメに決まっている。

 イノリは自分がケモナーじゃなくて心底安心するのだった。

 ケモナーだったら確実に耐えられなかっただろう。


「むぅ」


 すこし膨れながら予め決めておいたフェルのベッドへ戻っていく。

 エルザもベッドに入りエルザが魔法で出していたライトのようなものを消す。


「エルザ、身分を証明出来るものってなんだ?」

「え? それは冒険者になった時に貰えるカードとか商業ギルドで商人の登録をした時に貰えるカードとかじゃないですか?」

「冒険者?」


 名前と前世の知識でなんとなく分かるが一応聞いてみるイノリ。


「ここに来る途中に商隊の護衛をしていた人達とかですね」

「あれも冒険者だったのか」

「冒険者キライ」


 フェルが突然そんなことを言う。


「まぁ、フェルは討伐対象とかだよな」

「よく分からないけど襲ってくる。めんどくさい」


 その冒険者の事は考えないようにして少し興味が湧いてくるイノリ。

 冒険者ギルドとかに行き絡まれるといういわゆるテンプレを体験してみたかった。


「冒険者ギルドとかあったりする?」

「はい、ありますけど?」

「明日そこ行こう」

「冒険者になるんですか?」

「それは分からん、けど行ってみたい」


 そうして喋っているうちにいつの間にか三人は眠りにつくのだった。

あ...ありのまま今起こったことを話すぜ!

俺はこの街でほのぼのした話を書こうと思ったら

いつの間にかシリアスな展開を書いていた。

な...何を言ってるかわからねーと思うが


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