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現実世界の不明瞭
まぁ基本的な物語の冒頭というのは個性的なものだ。
夢に向かうもよし。悪巧みをするも良し。主人公が死ぬもよしと来たものだ。
僕はまぁそのうちの1つ。在り来りで申し訳ないが、召喚させられちゃった系になる。
恐らく作者が何も思いつかなかったからだ。
少しだけ時間を遡って話をしよう。良ければ付き合ってあげてくれ。
説明的な文章になるが、僕が生まれたのは和の国。まぁ所謂JAPANだ。
普通に小中高と生きてきた。それなりに友人と呼べる人もいたし、家族関係も悪くは無かったと思っている。
休み時間には遊び、授業中には寝、全力で部活はやる。ある意味模範的な学生だったと思っている。言っちゃ悪いとは思うけども、まぁ頭も良かった。
そんな僕を物語に起用しようなんて言うんだから、変わってると思うよ。
さっきは言い忘れたけど、僕が好きなのは体育と友人、それと読書。だから多分想像力が人よりも強かったんだと思う。
元々その発想はあったし、すぐに順応できた。
僕が、僕たちが住んでいる世界は創造された世界だ。