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手記
雪化粧のように白く広がる霧が、森林を覆い尽くしている。
彼は言っていた、「呼ばれているんだ」と。
震え上がった体とは相対的に、その表情は恍惚を帯びていた。
彼の行方を追って、森林へと足を踏み入れた。
両脚が千切れた絡繰り人形が、ひとつ、またひとつと這いずり寄ってくる。
ひとつ残らず頭部を踏み抜いて、道らしき場所を選んで進んだ。
頭蓋の内側にはなにもなかった。
道中で何度か頭痛に襲われた。
その度に、悍ましく気色の悪い悲鳴が聞こえた。
その悲鳴の中で、何かを言われた気がした。
これが彼の言っていた、「呼ばれている」ということなのかもしれない。
〝 I forget the contents of the ending.
I just remember that I couldn't find anything left behind. 〟
――名も知らない花弁を一枚、持ち帰った。
少し早く大学が決まり、悠々と、そして惰性に生活していたら、大学の課題に追われることになりました。
因果応報とか自業自得とかいうやつですね。
書き込む頻度が落ちるかもしれません。




