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詩・それに似た何か  作者: 暗雲(くらうん)
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穴の目




部屋に空いたひとつの穴から

みんながこちらを覗いている



色々な視線があった


単純明快なものから

言語化できない複雑極まったものまで



琴線を撫でる感覚


飛沫を上げる悲鳴


窓をすり抜ける風


消えた電球の残骸


ドアが壊れ始める――



その穴を塞ぐことにした



けれどそんな大きさのものは無かった



試しに布切れを詰めてみたが

向こう側に引っ張られてしまった



壁紙を張って塞いでみたが

向こう側から破かれてしまった



セメントで固めてみたが

次の日には砕かれて元に戻っていた




このままじゃ埒が明かない


だから、右手にペンを握りしめて

思いっきり穴の向こうの目へと振り下ろした――。




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― 新着の感想 ―
[一言] おっと。実力行使。こちらが深淵なのだとしたら、覗き返してやる、という手も。 まあ、町の監視カメラ。いつも覗かれているようなもので。それなのにこちらには手出しできたりしない。
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