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大嫌いだ。
僕は文学が大嫌いだ
吐き気がするようなエゴと感情を綴って
見えない誰かへの暴力を謳う
この詩だってそうだ
くだらない理由で
くだらない言葉で
自分を呪って痛めつけて
憂鬱な自分に酔うために書いている
僕は文学が大嫌いだ
いつだってそうだ
自分の中身を吐き出すだけ
共感を求めて
救済を探して
自分の存在を肯定したいがために
周りを巻き込んで
そうやって呪縛を増やしていく
僕は文学が嫌いだ
最低で腐りきっていて憂鬱に酔う自分よりも、大嫌いなんだ
だから僕はこのまま
少しも変わることなんてできずに
ゴミみたいな自分を抱いたまま
詩を書き続けるだろう
自分の醜さに
自分の愚かさに
文学が一番大嫌いな自分自身に
いつか気が付くその時まで




