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詩・それに似た何か  作者: 暗雲(くらうん)
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対岸



部屋の窓から外を覗くと

そこには海があった

今さっきまでありもしなかった

幻の海が広がっていた



その海に目を奪われていた一瞬に

世界の全てが変わってしまった



自分がいたはずの部屋も

キレイさっぱり無くなって

頬を撫でる風が

若草の匂いを運んでくる



ここはどこだろう、と疑問に思った

けれどここから戻りたくない、と感じた



元いた世界よりも心地良くて

自然と笑顔になれる

何もかも置いて行って

ずっと笑っていたい



どこからか鐘の音が聞こえる

踊るような音楽が溢れ出す



海を挟んだ対岸から

その音色は聞こえてくる

裸足のまま、この気持ちのまま

向こう側に渡ってみよう



風にそよぐ曼殊沙華

誰かが笑顔で呼んでいる



手を伸ばして――




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― 新着の感想 ―
[一言] 何か、新しい世界に行くために、今ある全てを手離すことができるか、と問いかけられると、どう答えるだろう。 全てを捨てられるほど、現状に不満をいだいている人は、そう多くは無いんだろうな。
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