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上下のない視界
何年も前から
同じことの繰り返し
ひとつ心残りをなくす度に
ふたつの後悔が生まれる
このままじゃきりがない
分かっているけれど
流れる時にのまれて
ずるずると生き続けてる
生きている限り
仕方の無いことだと言われた
そんな言葉で諦めるのは嫌だと
ただひたすらに駆けだした
その結果がいまの俺だ
どうしようもなく惰性に
日々を浪費して呼吸する
後悔を積み重ねている
きっと来年こそは、って
粋がって前を向くけど
結局いつも通りだろうね
けれど、こうも言われたんだ
下を向いたら終わりだって
救いのない言葉ばかりだよ
下は向かない
けれど上も向けない
だから俺は、目を閉じてしまうだろう




