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勧善懲悪
ありきたりだけど
それを望んでいた
子供のころ観た
ヒーローショーのような
それでいて完璧な結末
現実に存在しないから
僕らは想像し続ける
ひとつのハッピーエンドには
数え切れないほどの
哀しみ、憎しみ、痛み
「必要な犠牲」って
一体何なんだろう
そんなものがある時点で
完璧じゃない
気が遠くなるほどかけ離れている
そうか
そういうことか
簡単なことだった
気付かなかった僕らは
平和に慣れきってしまっているんだ
どうせこの真実を知っても
僕らは何度だって繰り返す
ほら、君の手のひらを見てごらんよ
光るそれは
どこへ向かう?
きっともう君自身には
止めることはできないさ




