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窓越しの景色
冷たい空気
澄んだ青空
薄らと伸びた雲
暖炉の熱が硝子を曇らせて
世界を隔絶する
窓辺の椅子に座って
手のひらを硝子にあてる
きゅっ、きゅっ、きゅっ
音を立てて世界が繋がる
窓辺の椅子に座って
外を眺める
ちらほらと
雪が降り始める
立ち枯れた樹が
純白の花を咲かせる
……銀世界、なんて言うけれど
そんなにいいものじゃないよ
寒いし、空気は乾燥してるから
鼻の頭がすぐに真っ赤になるの
窓辺の椅子に座って
外を眺め――目を瞑る
……まだちょっと寒いや
薪をくべよう――




