50/448
思い出の瞳
あんなに好きだったのに
あんなに嫌いだったのに
今はもう
顔すら思い出せないの
おかしいよね、ホントに
忘れるわけないって
忘れられるはずがないって
そう思ってたのに
アルバムを開いて
そっとページをめくる
顔も覚えてない
はずなのに……
吸い寄せられるように
あなたを見つける
大好きだった、大嫌いだった
あなたの笑顔
思い出が脈を打つ
溢れて止まらないの
堰を切ったみたいに
流れ出る
泣きそうだった、悔しそうだった
面倒くさそうだった、苦笑いだった
寂しそうだった、怖がっていた
けれど
光を灯した、あなたの瞳は――




