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詩・それに似た何か  作者: 暗雲(くらうん)
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海へ



どうでもいい

どうでもいい

全部、全部どうでもいいのさ


平凡だった

退屈だった

偽物だった

嘘だった


過去も未来も

将来も人生も

この両手では掬えない

そんなもんさ



どうでもいい

どうでもいい

全部、全部どうでもいいのさ


冷たかった

陰っていた

崩れていた

嘘だった


喜びも怒りも

哀しさも楽しさも

この両手から零れてく

そんなもんさ



疲れたなら

愁いたなら

死にたいなら

消えたいなら


海へ行こう

浜辺を歩こう

潮騒を聞こう

海風と踊ろう

意味を探して歌おうよ


誰も見ていないさ

月も星も太陽も

神様だって


海へ行こう

沖へ進もう

砂を踏みしめて

空を見上げて

一歩、また一歩


肺を満たす

世界を満たす

溺れて、溺れて

沈んで、沈んで



海へ行こう

明日も、明後日も

きっと笑っていられるから




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― 新着の感想 ―
[一言] こういった形のものを拝見すると、ついついまず構成に目が行ってしまいます。この詩の構成は、rainy dayに近いものがありますよね。
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