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詩・それに似た何か  作者: 暗雲(くらうん)
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ひとつ、嘘を吐いた。


誰も気にしないような

些細でつまらない嘘。


咄嗟に口をついて出てしまった

そのことに、少しの罪悪感。



もうひとつ、嘘を吐いた。


バレたら嫌われるかもしれない

少しだけ重たい嘘。


悪気は一切なかったんだ

積み重なる、いくらかの罪悪感。



さらにひとつ、嘘を吐いた。


人間関係が崩壊するような

この体より遥かに大きい嘘。


逃げ場がなくなって吐き出した

せせら笑う、いくつもの罪悪感。



ある日すべてが、嘘になった。


日常の光景を、漆黒の嘘が覆い尽くす。

どこまでも続く嘘、嘘、嘘、嘘、嘘。


笑顔のまま、平然として

罪悪感――そんなの嘘。


辺り一面の、嘘、うそ、ウソ。

信じてる? きっと大丈夫? なんとかなる?

ふざけるな。すべて嘘じゃないか。

――いいや、きっとこれも嘘。

なにもかも嘘になった。

真実さえも嘘になった。

なにが嘘なのか、分からなくなった。

ただ分かるのは。


僕の存在すらも、嘘なのさ。




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― 新着の感想 ―
[一言] スネ夫のセリフにあったような。と、検索したらすぐに出てきた。嘘ってそういうものなんだよ…
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