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詩・それに似た何か  作者: 暗雲(くらうん)
12/448

悪夢



目を閉じる――



なんだろう、このにおいは

とてもおいしそうで

だけどすこしだけイヤなにおい


「いい子にしていてね」

だれかがそういったの

きっと、なにかいいことがおこる

おとなしくいすにすわってまっていよう


「お利巧さんでした、さぁお食べ」

やさしそうなおばあちゃんが

おさらいっぱいのたべものをもってきてくれた

かおをちかづけるとあったかくて

すこしだけイヤなにおい


右手で作ったナイフと

左手で作ったフォーク

しっかり持って、いただきます

「さぁさぁお食べ、たんとお食べ」

薄切りにされた肝臓

脹脛と大腸の炒め物

塩漬けされた肺

脳味噌と胃の煮物

腎臓も、膵臓も、小腸だって

美味しそうに調理されている

鉄分たっぷりの鮮血のスープも

一滴残さず啜りましょう


「どう? 美味しかったでしょう」

うん!

けど、どうしてかな

なんだかイヤなにおいがするんだ

なんでだろう

わからないや



――目を覚ます




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