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詩・それに似た何か  作者: 暗雲(くらうん)
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足音



肌を刺す冷たい夜風


薄暗い街灯の下に


小さく音が木霊する




スニーカーが地面を蹴って


白い息が溶ける


聞き馴染んだ声が


わたしを呼んだ気がした




遠くに見える灯り


届かないと知っていて


手を伸ばす




鼻を突く潮の香り


妙に明るい夜空が


滲んでいく


歪んでいく




言えないこと


聞きたくないこと


蓋をした




あなたがわたしを見ていないって


誰より知ってるの


それでもわたしは


いつまでも いつまでも




時計の針が振れ動く


当たり前な顔をして右回り


目を背けた




液晶画面の光で


視界がぼやける


俯いて歩き出す


ひとり分の足音




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― 新着の感想 ―
[一言] 言わない。聞かない。 目は閉じられないから目を逸らす。 そして全てに気が付かなかった振りをしても。やっぱり、何も変わらない。
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