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詩・それに似た何か  作者: 暗雲(くらうん)
102/448

蜘蛛



俺の凭れかかっている壁に


一匹の蜘蛛が這い上ってきた




嫌いじゃない


けれど好きでもない


ただいつも思うのは


その無駄に多い脚を一本


俺に分けて欲しいということだけ




そうしたら俺は


自由になれる


不自由を誇ることができない俺にとって


蜘蛛の脚は翼にも等しかった




そんなことは知りもしない蜘蛛が


跳びはねて俺の手のひらに落ちてきた




あまりにも小さい命


この左手を握るだけで消える命


命が等価であるなんて


誰かの吐いた戯言だ




「いいじゃないか


 その体に付いている脚の一本ぐらい


 そんなにたくさんあるんだ


 失くなったって問題ないだろう?」




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― 新着の感想 ―
[一言] 本当に不必要な物なんて、そうそうはないものだし、そうであっても他人から不必要だろと奪われたら悲しくはなるだろうなあ。 趣味を全部捨てられた旦那さんのコピペのように。相手に払わせた犠牲に対して…
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