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【書籍化】落ちこぼれだった兄が実は最強〜史上最強の勇者は転生し、学園で無自覚に無双する〜  作者: 茨木野
第14章

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246/250

246.

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 屍の山を越え、さらに奥へと進む。

 不意に、気配が途絶えた。

 先ほどまで肌を刺していた無数の殺気も、足元の岩肌の感触さえもが、曖昧になる。


 そこには、濃密な「闇」が鎮座していた。


 獣でもない。

 人型でもない。

 不定形の、黒い霧のような塊。

 それが通路を塞ぐように揺らめき、ガイアスの行く手を阻んでいる。


(……なんだ、あれは)


 ガイアスが足を止めた、その瞬間だった。


 ザシュッ!


 警告もなく、ガイアスの頬が裂けた。

 赤い鮮血が飛び散り、遅れて鋭い痛みが走る。


「……ッ」


 ガイアスは大きくバックステップを踏み、距離を取る。

 今、何が起きた?

 奴は動いていなかった。

 予備動作も、筋肉の収縮も、殺気の膨張さえもなかった。


 ただ、そこにあった空間そのものが、突如として刃に変わったかのような不可避の一撃。


(視えなかった……?)


 いや、違う。

 神眼は捉えていた。だが、情報が処理できなかったのだ。

 この敵には「形」がない。

 関節もなければ、筋肉もない。

 だから、生物的な法則に基づく「未来予測」が通用しない。


 ズズズ……。


 黒い霧が嗤うように変形する。

 無数の鞭になり、槍になり、あるいは巨大な顎となって、全方位からガイアスを飲み込もうと迫る。


 物理攻撃が通じる相手ではない。

 動きを読むこともできない。

 まさに、相性最悪の捕食者。


 だが。

 ガイアスの瞳から、光が消えることはない。


(――構造を、変更する)


 彼は瞬時に思考を切り替えた。

 動き(未来)が見えないなら、動きを作る「根源」を見ればいい。


 ガイアスは意識を集中させる。

 眼球に流れる魔力を極限まで高め、物理的な視覚情報を遮断。

 より深く、より根源的な「ことわり」を視るモードへとシフトする。


 世界の色が変わる。

 闇の塊が、無数の光のラインへと分解されていく。


(……視えた)


 不定形に見えるその身体にも、確かに「核」があった。

 流動する霧の中で、一瞬だけ輝き、移動を続ける極小の魔力核。

 あれが本体だ。

 霧の変形も、攻撃の生成も、すべてあの核からの命令信号によって行われている。


 ならば、その信号を逆算すればいい。


 ヒュンッ!


 再び、霧の一部が槍となってガイアスの心臓を貫こうと迫る。

 だが今度は、ガイアスは動じない。

 最小限の動きで首を傾け、死の切っ先を紙一重で回避する。


「そこか」


 ガイアスが低く呟く。

 もはや、その動きは完全に掌握されていた。


 どんなに形を変えようと、核が動く軌道には法則がある。

 その法則さえ解き明かせば、それはただの「的」でしかない。


 ガイアスは地面を蹴った。

 回避行動ではない。

 迎撃だ。


 迫りくる闇の刃を、素手で払い除ける。

 その向こう側にある、唯一絶対の急所へ向かって、ガイアスは静かに掌を突き出した。


「さぁ、反撃の時だ」

【おしらせ】

※2/2(月)


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― 新着の感想 ―
新作の告知だうわああい そしてガイアスも新たな力を降るってわああい 作者もキャラも新たな事を初めて動いできて凄いぞおおおお 作者もガイアスもかっこいいいうおぉぉぉぉ
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