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【書籍化】落ちこぼれだった兄が実は最強〜史上最強の勇者は転生し、学園で無自覚に無双する〜  作者: 茨木野
第14章

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242/243

242.進化



 兄との修行で身につけたもの。その全てを失うことで、ガイアスは思い出した。


 背筋を凍らせる、死の恐怖。

 そして、人はどこまでも脆いという事実を。


 自分を含めた全ての人間は、皆等しく脆い生き物だ。

 殺せば死ぬ。そして一度死んでしまえば、二度と戻ることはできない。


 死者蘇生レイズデッドを覚え、身体強化エンハンスで肉体を鋼のように変えた。

 数多の技術を身につけ、ガイアスは強くなりすぎた。その驕りが、目を曇らせていたのだ。自分もまた、首を斬られれば死ぬ、脆弱な人間の一人に過ぎないということを。


(……兄さんも。あの、最強無敵の兄さんだって……人間なんだ)


 周囲は兄を人扱いしない。規格外の強さを持つ彼を、誰もが「バケモノ」と呼ぶ。


 だが、違う。彼は勇者であり、血の通った人間だ。


(兄さんも……また、ニンゲン……)


 敵の殺気が肌を刺す極限状態。だというのに、ガイアスの思考は奇妙なほど澄み渡っていた。

 その精神的な余白が、彼にさらなる進化をもたらす。


 ヒュンッ!


 ガイアスは、迫りくる凶刃を紙一重で回避した。

 思考するよりも速く、肉体が勝手に反応したのだ。

 それは完全な、無意識の行動だった。


(!? な、なんだ今のは……。体が勝手に動いた)


 敵の攻撃が来る。それを感じた瞬間、体は既に動いていた。

 視界が制限された暗闇のダンジョン。目では捉えられないはずの攻撃を、彼は回避してみせたのだ。


 ガイアスは感じていた。

 肌が粟立つような、死の予感。

 自分を殺そうとする敵の明確な殺意を、五感を超えた感覚で捉えたのだ。


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