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【書籍化】落ちこぼれだった兄が実は最強〜史上最強の勇者は転生し、学園で無自覚に無双する〜  作者: 茨木野
第14章

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231/250

231.懐かしい人



 ガイアスたちに、武器を作ってくれることになった、八宝斎はっぽうさい


「武器を作るって言ったけど、具体的にはどうやって作るんですか……?」

「簡単さ! おれを殺してみろ!」


 ……一瞬、何を言ってるのか、理解できなかった。

 エリーゼは戸惑いながら言う。


「あ、あの……気のせいでしょうか? 殺してみろとか、なんとか……」

「気のせいじゃあない。おれを殺してみろ! それで、その人の性格や、向いてる武器がわかる!」


 ええー……とドン引きする女子チーム。


「が、ガイアス君……どうしよう?」


 エリーゼがガイアスに助け船を求めてくる。

 ガイアスとしても、まあ、ツッコミを入れるところではあった。

 けれど、だ。


 相手は兄と同様の人外。殺したところで恐らくしなない。


「彼の言うとおりやってみて」

「で、でも……人殺すのはちょっと……」

「大丈夫。八宝斎はっぽうさいは人間じゃあないから」


 ガイアスの目は、八宝斎はっぽうさいの本質を捕らえていた。

 彼は人間に見える。が、今の彼は人間の体をしていないのだ。


 人っぽい何か。

 それが八宝斎はっぽうさい


「はは、本当にいい目ぇしてるねえ君! ってことだ。おれを殺してもしなねーのよ。だから、遠慮無くこい!」


 ……勇者パーティのメンツはあきれつつも、どこか、納得していた。

 一番身近に、こんな感じの人がいたからだ。

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