91話 神奈の巫女と日常
神奈が掲示板を見ていた。そのお知らせは、巫女の強化。それもかなりよくなった。
「こんな弱いのかな…まぁ確かに一人じゃ使えないし…」
ここで巫女について話しておく。
全ての属性を使え、技のコンボがかなり強く、HPが高い。
これだけなら強いのだが、弱いのはここから、まずMPがかなり少なく、それなのに修正されて50も減らされる。
それに防御全面が低く、ソロだとすぐに倒される。『神の加護』という回避スキルさえあればいいのだが、神奈は銃を使っているので後半にしかできない。
神奈は最近、それのせいでソロプレイができなかった(そもそも女の子だと防御にかなり降らないと無理)。
そう考えてたら、文斗がきて言った。
「神奈、今から理に現れし竜倒しに行くか!?」
実際二人以上だと巫女はかなりよくなる。だが神奈は用事があるといって神社に行った。
巫女はそのなの通り、神社につく者だ。
なので神社に毎回奉納などをすることが必須になる。
バイトも巫女だと固定されてしまうため、お金もあまり集まらない。
まぁ神奈はギルメンとずっとクエストをしてるため、お金は特に問題ないのだが。多分。
このようになってるため、全くもって巫女はいない。
それでも、神奈は、このアビリティをやめなかった。
それは、恐らく、夕漓と初めていった、あのクエスト、そこで手に入れたから、かもしれないが。
とりあえず、神社でのやることを終えたら、麗乃が来ていった。
「神奈ちゃん!今からさ!買い物行かない!?」
「麗乃ちゃんか!いいけど…ってあぁ!お金なかった…」
そういって、とても焦った。実際神奈は最近神社に来てないことを思い出していた。
麗乃は、私が出すから!といって、神奈はほっとして麗乃と行った。




