90話 志乃亜の解釈と聖那
志乃亜は車にしおんをのせて自分の家にいって、リビングで話した。
「だってお母さん私をかなり可愛がるし…私はそこまでこの身体は嫌いじゃないけどね!でもお母さんの可愛がりがしんどいんだよね…」
聖那がそういったら、志乃亜は、
「私と妹のお母さんはね、いつも仕事で基本家に帰ってないんだよね…それに比べたらいいと思うよ?」
そういったら、軽くお菓子を取ってきていった。
「それにさ、よく仕事してるのはいいと思うよ、私の双子の高麗那は仕事だから私が勉強してるんだけど落ちたから今実質ニートとかなんだよね!」
そういってたら、聖那が風呂から出てソファに座っていった。神奈は部屋で勉強していたが。
「しおんだっけ?たしかお母さんに可愛がわれてるんだっけ?私も緋月に可愛がれてるけどね!」
そういって、もっと話そうとしたが、眠たくなって部屋に行った。
「しおんちゃんも寝たら?妹の部屋しか基本空いてないけど…」
「いや大丈夫です!ここで寝てもいいんで!」
そういったが志乃亜は、
「大丈夫だって!もしかして妹が好きとか?」
「いやどうしてそこに繋がるの!?いやわかったけど…」
そういって、しおんは二階に上がって神奈の部屋に行った。
「しおんちゃん来てたんだ、どうしたの?」
しおんが神奈の部屋に来て言ったのだが、しおんは、
「いや…神奈のお姉さんに言われてここで寝かせてあげてって言われて…」
しおんがそういった後、神奈は困って言った。
「はぁ…まぁいいか…じゃあソファで寝る?」
「あ、いいよ?じゃお休み…」
そういって、しおんは寝た。
朝、麗夢は起きてすぐに家に戻ったのだが、少し不安だった。
実際麗夢はあまり気分乗らなかったが志乃亜が押してきたので、とにかくいこうと思った。
「た…ただいまー…」
「お帰り、ちょっと来てくれる?」
母はそういって、麗夢はリビングに行った。
「じゃあこの写真だね、実際びっくりするかもだけど…麗夢、あなたは昔から女の子だったんだよ?」
そういわれたが、特にピンとこなかった。
「あなたは…6歳のころ…遺伝子異常が起きて、記憶がなくなって、男の子になってたんで…」
「ち…ちょっとまってお母さん!?俺わかんないよ!?」
そういったが母は話を続けた。
「今女の子のときがしおん…だっけ?茜がつけたらしいけど…6歳までは、『綾滝 しおん』、つまり、性格とかも変わったらしいけど多分わかった?」
「いやわかんないよお母さん!?つまり!?遺伝子異常ってこと!?」
そういって、なんとか落ち着かせた。




