83話 夕漓の相合傘としおん
夕漓が朝ごはんを食べて、寮にもどってしばらくたったのだが、インターホンが鳴ったのだが、優賀がいた。
「神奈ちゃんいる?ちょっとお願いあるんだけど…」
「どうしたの?なにかあった?」
「いや…弟が部活なんだけど水筒と弁当忘れてたから…だから届けてほしいんだよね…」
「わ…わかった、とりあえずいってくる、」
そういって、神奈は軽く準備をしたのだが志乃亜に、
「神奈ー!雨降ってるから傘もっていきなよー!」
そういわれたので、神奈は傘をもって出掛けようとしたのだが、チャットがなった。
送信はおんなじギルドの『天風 文斗』だったのだが、そこには、
『同じ部活のマネージャーが女子になった。』
それと写真が送られていた。
グループのチャットなので、ギルド全員に届いていたのだが、コメントは特になかった。
神奈はその事を優賀に聞こうとしたがいなかった。
「まぁいいや…早くいこ…」
そういって神奈は玄関を出た。
コンビニまでとりあえずいったのたが、下には夕漓がいた。
「どうしたの?夕漓ちゃん?何かあった?」
「え?和登くん!?い…いやあのね!雨降ってきたから…」
「あ、そう?私これから学校いくんだけど…」
「そうなの!?じゃあ…途中までいれて…くれるかな?」
そういって、神奈は少し考えようとしたがすぐに傘に入ってきた。
「ひゃ!?いやいいけどね?とりあえず行こ!」
そういっていたが夕漓は、
「こ…これって相合傘…だよね!?私なんかドキドキしてきたんだけど…」
「いや夕漓ちゃん何言ってるの!?ちょっと早く…ってあの子…」
そういって、紫色の髪の女の子に話しかけた。「ご…ごめんなさい何も…って神奈さんか…」
もしかして…と思い、神奈は写真をみせた。
「えっと…私…彩滝 しおんと言います!その写真の本人だからね!」
そういって、夕漓は、
「しおんちゃんだね!たしかバスケ部のマネージャーだったよね?」
「あ、はい!私も学校いくんですけど…一緒ですよね!?わ…私もいくからね!」
『しおんちゃんツンデレなのか?』
そうおもって、夕漓は駅へと進んだ。




