73話 結華の海と由真
2日目の朝6時、結華は目が覚めた。
一応起床時間は7時なので、まだ寝てても良かったので寝ようとしたが神奈の顔を見たが結華は、
「か・・・可愛いな・・・元男なんだよな本当に・・・今神奈さんと部屋違うからわかんなかったけど・・・こんなに可愛いかったのか・・・とりあえず・・・寝るか・・・」
そう言って、結華は寝たが、神奈は起きていた。
「ったく・・・なんでみんな私を可愛いって言うんだろ・・・まぁいいか・・・多分私もう1回寝るのはきつそうだし・・・隣の椅子座ってゲームしよ・・・」
そう言って神奈は立ち上がって座ろうとしたが結華の顔を見て言った。
「私のこと可愛いって言ってるけどさ・・・結華ちゃんも可愛いからね!多分・・・」
そう言って布団を敷いている部屋から出てスマホを開いた。
「おはよう神奈ちゃん!たしか11時だっけ?」
麗乃が朝ごはんを食べながら言ってきたが神奈は、
「うんそうだよ!でも結華ちゃんと聖那ちゃんは・・・」
そう言って2人の方を向いたが結華は、
「いやなに!?確かに僕は着たくないけどさ!でも別にいいだろ!僕男だし!」
「でも・・・それだったら神奈ちゃんも着てないんじゃないの?」
そう言ったら結華はそれが刺さって諦めたが荷物を取りに言った。
「よく見ると…結華ちゃんも胸あるよね?なんでみんなあるんだろ…それに対して聖那は小さくて私は好きだよ!」
由真がほんとに泣きそうに言ってきたが聖那は、
「いやそんな言われても嬉しくないんだけど…俺だってなりたくてなったわけじゃないしさ…」
そういって、聖那は着替えて外に行った。
「そういや結華ちゃん今とても恥ずかしくてまだ来ていないけどそろそろいいよね?」
そういって麗乃は電話をかけようとしたがすぐ後ろに結華はいて言った。
「た…多分もう大丈夫…だよね?僕と二人以外居ないよね!?」
「そ…そんな同様しなくても…とりあえずこれ着て!」
麗乃がそういったら、神奈の後ろに隠れて結華が言った。
「麗乃さん…先行っててくれませんか?俺ちょっと神奈さんに…着替えさせてもらうんで…」
そういわれて、麗乃は考えたがすぐに出ていってくれた。
結華にわたしたのは、橙色のビキニにパレオという結構目立っている物だった。
「僕…これ着るの!?いや無理だって!」
「ねぇ!私って言ってみて!絶対可愛いしメリハリもつくと思うし!」
「わ…私…あぁもう本当に恥ずかしいから!とりあえず着させてよ!」
「結華ちゃん…恥ずかしさで負けてたら…多分また麗乃ちゃんにいわれない?」
神奈がそういったら、泣きかけながらも言った。
「わ…私藤嶺 結華…姉の優賀に女の子にされた元男です…」
そういって決意して神奈に水着を着せてもらった。




