72話 結華の疲れと話
結華はトイレに言って考えていた。
「ど…どうしよう…夕方神奈に言われたようにすればよかった…せっかくの修学旅行なのに…いや…もういいや…飛行機の中で女の子になったことにすれば…多分…」
そういって、諦めて結華は席に戻ったが、麗乃に紙袋を渡されて言った。
「これ…その…もってないでしょ?服…トイレで着替えきたら?先生とかにはもう言ったから…」
「いや早いな!?ま…まぁ…ありがと…」
結華がそういって、すぐに着替えようとしたが、ズボンとかはなく、スカートだけだった。
「はぁ…まぁスカートは麗乃さんらしいけどさ…しょうがないか…」
そういって、結華はとりあえず着て席に戻った。
「やっと着いたー!でも今1時だよね…早くぐっすり寝たいよー!神奈ちゃんは眠いよね!?」
麗乃が飛行機から降りてそう言ったが神奈はぐっすり寝たような顔で言った。
「いや…私は大丈夫だよ!あんま寝なくても大丈夫だし…」
そういって、直ぐ荷物を取って空港の外に出て、近くのホテルに行った。
「神奈さん…明日…早速海だった…よね?僕…持ってきてないけど…砂浜で休んでていいんだよね?」
結華が布団に入って神奈に言ったが神奈が言おうとしたときに麗乃が言ってきた。
「そういや…私もう一着水着あるんだけど…貸してあげようか?」
「は!?お…僕はそんな水着着たくないし!それにそんな泳げないし!」
「泳げなくても私はいいよ!ただの雰囲気だよ!ただでさえさっきの事で結華ちゃん目立ってるんだよ?」
麗乃がそう言ったが、結華は、
「いやもう…わかったよ…」
そういって、結華は少し泣きながら寝た。
「ったく…まぁ戻れなくなったからしょうがないかもだけどさ…そういや神奈ちゃんはこんなことあった…って寝てる…まぁ私も寝る…」
そういって、麗乃も布団に入って寝た。




