68話 聖那のコンプレックスと服
「そういやさ…なんで聖那ちゃんは可愛くなりたくないの?」
神奈たちが服屋に行こうとしているときに麗乃が聖那に言ってきた。
「だって俺…男だし…俺可愛いのとか好きじゃないし…まぁ二人はさ…可愛いからいいんだけど…俺可愛いのかと言われたらだし…」
「そんなことないって!私より可愛いんだから!」
麗乃がそういって、聖那が言い返した。
「いや麗乃さんは可愛いというよりかっこいいの方じゃないの!?」
「いやまぁそうだけどね!でも聖那ちゃんは可愛い服だよやっぱり!ほら!もう着いたし!」
そういっていたら、服屋に着いた。
「あ!これとかいいんじゃない?可愛いし多分暖かいよ!」
麗乃が聖那にいろいろ着せていた。一方神奈と結華はとりあえず座って修学旅行の調べ物をしていたが、それを見て聖那は、
「なんなんだよ…俺たちおいて話していて…一応おんなじ班なのにさ…」
「まぁ神奈ちゃんは副班長、健二くんは計画だからね…それより私たちはこっちでもっと服決めよ!」
「うぅ…まぁいいんだけどさ…結局こうなるんか…」
そういって、とりあえずは服を決め終わった。
「神奈ちゃんー!聖那ちゃんの服終わったからこっちきてー!」
麗乃にそう言われて、神奈は麗乃のもとにいった。
「とりあえず服は冬まで持つかな!じゃあ次…聖那ちゃんの…下着かな?」
神奈たちの服を買い揃って、とりあえずフードコートでクレープを食べていたのだが、その時に麗乃が、いったのだが、聖那は、
「いやいや!俺はいいって!そんな胸大きくもないし…」
「いやダメでしょ!?女の子なんだからせめて下着くらいつけなよ!」
「くっ…まぁいいけどさ…しょうがないから食べ終わってからいくか…」
そういって、とりあえずたべおわって、「先に聖那ちゃんといくね!二人はゲーセンとか行っててね!」といって麗乃と聖那は向こうに行った。
(うーん…ほんとは可愛い下着つけさせたいんだけど…聖那ちゃん嫌がりそうだし…まぁいいか…)
そういってとりあえず、下着店で話していたのだが、その後、聖那は麗乃に更衣室に引っ張られた。
「うーん…胸以外は…なかなかなのかな…よく知らないけど…」
麗乃が更衣室で聖那のサイズを計っていたのだが、その時に聖那が、
「胸以外はって…俺が男でも流石に傷つくんだけど…」
「ごめんごめん!とりあえずこれ付けてみて!」
そういって、取ってきたスポブラを聖那はつけて麗乃が、
「どうかな?多分恥ずかしくはないと思うけど…」
「うーん…ちょっと普通のやつ取ってきてくれる?やっぱり…可愛いほうがいいのかなって…」
そういって、麗乃は少し驚いたが、笑顔で取りに行ったが、その頃聖那は、
「下着姿の俺…なんかいいな…いや恥ずかしいけどさ…でもなんか凄いのわかる…ちょっと…意外と胸小さいほうが…って俺はなにいってるんだ!俺は緋月さんと…いやもういいや…」
そういって、諦めようと考えていた。
そのあと麗乃が普通の水色の下着を取ってきて、聖那は麗乃が取ってきたのを着けてみたが麗乃は、
「神奈ちゃんより青色が合うのかな?やっぱり髪型が水色だからかな?」
「まぁ俺も…やっぱり…可愛いな…」
そういって、いくつか買って神奈たちの所に戻った。




