65話 神奈の思いと優賀
「ねぇ・・・ほんとに私と健二って合うの?優賀ちゃんは合うって言ってるけど・・・」
神奈はカフェに行って、麗乃と話しているのだが、麗乃は少し考えて言った。
「まぁ・・・それはやっぱり神奈ちゃんの好きでいいんじゃないかと思ってるよ、私はそんな好きな人がいるとかは1度もないからあんまり参考にはならないかもだけどさ・・・」
「そうか・・・まぁとりあえず・・・」
そう言ってたら、下校の時間のアナウンスがなったので、とりあえず帰った。
「ただいまー!優賀ちゃん!結華ちゃん大丈夫!?」
神奈は家に帰って、直ぐにリビングに行ったのだが、ソファーで寝ている健二がいた。
その事について、優賀が言った。
「一応指輪ははめたんだけど・・・まだ寝てるんだよね・・・私もさすがにやりすぎたと思うんだよね・・・慣れない身体で1時間くらい閉じ込められてたしパニックになってたんだよね・・・」
「ねぇ・・・私と健二って・・・合うのかな・・・昼の時の続きだけど・・・私いつ戻れるか分からない・・・私は特に好きな人は居ないし・・・」
「あれ?健二くんの友達に聞いたんだけど・・・夕璃ちゃんだっけ?あの子好きじゃないの?」
「い・・・いや夕璃は確かに初恋とかの相手だよ?それに・・・思い出したくない思い出とかあるし・・・」
「思い出したくないこと?めっちゃ聞きたいんだけどいい!?」
「い・・・いややめてよ!思い出すだけでも嫌だし・・・」
そう言っていたら、やっと健二が起きて言った。
「ふぁぁぁ・・・あぁおはよう・・・ってなんで女の子の服で健二なんだ!?」
「ごめん健二!でもさすがに拒絶反応とかのレベルだったし・・・一旦戻した方がって・・・」
そう言っていたら、聖那が玄関の前に来ていた。
「って言うわけなんだよね・・・助けてよ・・・」
聖那が泣きながら言ってきた。どうやら聖那は緋月にずっと服を着せ替えられたらしいのだが、ほんとに嫌だったという、緋月も謝ったらしいのだが、あまりにも可愛いからってやめなかったそう。
そうして、とりあえず考えようとしたら、高麗那からチャットがきた。
「10月から会社の寮に入ることになったから!念の為報告!」
そうかかれていたのを、優賀は見て、こう言った。
「聖那ちゃんだっけ?しばらくここ住まない?私結構大学行くから私はあんまりいないかもだけど・・・」
「えぇ!?いいんですか!?私が・・・居ても・・・自分の勝手だけどさ・・・」
そういって、聖那はしばらく住むことにして、荷物を取りに行った。




