48話 花由の真実と瑠怺
コンビニについて、窓に反射していたのを見て、花由は言った。
「やべぇ…コンタクトつけ忘れた…どうしよう…とりあえずつけに帰るか…」
そう言って、花由は部屋に戻ったが、玄関の前には瑠怺がいた。
「もう!どこ行ってたのだ!私はもう10分はまってたのだ!」
「ごめんごめん!ちょっと朝ごはんかってきただけっすから!とりあえず入って!」
そう言って、花由と瑠怺は部屋に入った。
「ねぇ…朝からなに?私眠たいんだけど…」
「なにって言ってるのだ!?やっぱり変なのだ!」
「いやいや!俺は…」
「やっぱり俺って言ってるのだ!やっぱり花由ちゃんじゃないのだ!」
瑠怺にそう言われて、花由が青ざめた。
「ねぇ!あなたはだれなのだ!」
「俺は瑠怺さん?のことは知らないっすけど……まぁいいよ!俺は『横井 陸斗』っす!」
花由がそう言った時、瑠怺が言った。
「その名前どこかで…あ!もしかして学園祭の時に歌おうとしていたあの横井くん!?」
「え?あぁそうっすけど…いつもは歌ってるんすけど…」
そういってたら、瑠怺ははずかしながらも
「あ…あの!ちょっと…歌ってほしいのだ!」
「いや無理だって!俺今花由さんっすよ!高音とか慣れていないんすよ!」
「嘘なのだ!それでも…私は…陸斗くんが好きなのだ!」
「いやいや!俺花由さんと付き合ってるって知ってるっすよね!?」
花由がそういっていたら、瑠怺が赤面していた。
「その意味じゃないでしょ!私は歌い手としての陸斗くんが好きなのだ!」
そういって、瑠怺は玄関に戻ったが、最後に瑠怺が、
「そういや花由ちゃんってオッドアイなのだね?大丈夫なのだ!他の人には言わないのだ!」
そういって、瑠怺は部屋に戻った。
「ふぅ…眠い…瑠怺さん毎日かけてるんすか…もう7時か…とりあえずシャワー浴びよ…」
そういって、花由は洗面所のほうまで行って言った。
「なんだろ…ちょっと花由さんって髪長いから…いろんな髪型ができそう…ちょっと風呂出たらやってみるか…」
そういって、浴室に入った。
「うぅ…もうなんだろう…この罪悪感は…まぁ花由さんの身体だから当たり前なんだけど…」
そういって、花由は出た。
「さすがに両方つけるか…あとコンタクトもつけて…あれ?つけれない…」
そういいって10分程度、なんとかブラをつけることができた。
「ふぅ…とりあえず…ポニテから…してみるか…ヘアゴム…どこだ?」
そういって、花由はヘアゴムを探して結った。
「まぁ…なんか普通だな…ツインテ辺りもやっておくか…」
そういって、花由は髪をほどいてツインテにしてみた。
「んー…なんか普通だな…神奈さんだったら似合うんすけど…ちょっと三つ編みとか…できるかな…」
そういって、またほどいて髪を三つ編みにしようとしたが、その時に陸斗が来た。
「よぉーす花由ちゃん!とりあえず朝だけど…って…なんでツインテ?」
「あぁ花由さん!おはっす!ちょっとなんかいい髪型ないかなって…」
そう言われて、陸斗は座って言った。
「まぁ今日も暑いからねー、一瞬神奈ちゃんの真似してるのかなって思った!とりあえずコンビニでアイス買ってきたよ!食べる?」
「ありがと花由さん!チョコミントある?」
入れ替わっていても、相変わらず恋人な二人であった。




