46話 花由(陸斗)の入れ替わり
今回は花由になった陸斗の話です!
神奈も一応でます
夕方、陸斗が起きたら、自分の家にはない、知らない部屋にいた。
(ん…どこ…ここ…頭めっちゃ痛いし…)
そう思いながらも、陸斗は部屋を見渡して、『結月 花由』という字を見つけた。
(えっと…つまりここは花由さんの部屋っすか?とりあえず…もう夕方だから帰ろうかな…)
そう思って、陸斗は部屋から出ようとしたが、
花由が見えたので反射的に、
「うわぁ!花由さんすか!?ちょっと事情を…」
そういってたら、陸斗は気づいたかのように言った。
「あ、鏡っすか…ふぅ…え…鏡?」
そういって、陸斗は顔を下に向けた。
「えぇ!?これ胸っすよね…まぁ夢っすよね…」
そういって、陸斗は頬をつねってみた。
「痛い痛い痛い!これ夢じゃないの!?とりあえず花由さんに電話…家族とかに関しては二人とも寮生活だから…いや考えるのはあとっす!」
そうして、陸斗は花由に電話をかけた。
「もしもし陸斗!?私なんで陸斗くんになってるの!?」
「俺もわかんないんす!あっそうだ!優賀さん!多分…入れ替わりのくすり…」
そう言って、ロビーで集まっていこうと言った。
「なるほどね…でも私は知らないよ…もしかしたら他のサークルの人が飲ませたかもだけど…」
陸斗と花由は神奈の家に来て、優賀に聞いた。
学校の寮に戻って、陸斗(花由)の部屋に行った。
「とりあえずどうするんすか?」
「どうするって?私は戻りたいとか、特に気にしてないけど…」
「気にしてないけどって…戻りたくないんすか!?」
「いや…まぁこのタイミングで言うけどさ…私ね、昔から…男の子に…憧れてたんだ、まぁとりあえずある程度女の子のことは教えるけどね!花由ちゃん!」
「花由ちゃんって…まぁいいっすけど…まぁとりあえずこの体でも恋人同士ってことで、いっすか?」
そういって、二人は元とは違う部屋に帰った。
「ただいまー…もう今日だけでも疲れた…とりあえずなんか作ろうかな…」
そういって、陸斗は冷蔵庫を見たが、レトルトしかなかった。
「うへぇ…レトルトしかねぇのか…あぁもういい!先シャワー浴びよ…」
そういって、洗面所に行って、服を脱ぎはじめたが、下着が見えた瞬間、赤面した。
「え…これって…あれっすよね?花由さんの…」
そういって、花由は自分の胸を揉もうとした。
「いやいや!ダメっすよね!とりあえず…どうしよう…」
そう言ってたら、花由が部屋に来て言った。
「そうだ!私コンタクトつけてるんだよね、ちょっと外せる?」
そう言われて、少し怖かったがコンタクトを外した。
「ちょっと鏡見てくれる?他の人には言ってない秘密教えてあげるから…」
そういわれて、花由は半信半疑で鏡を見たが、そこには、目の色が赤と青、つまりオッドアイの花由がいた。
「え…これ…オッドアイ!?なんで…」
「私…病気なんだ…父親が外国の人で、昔は両方青色だったんだ…でも6歳の時…この病気になったんだ…いじめられて…もう限界だった…」
そういって、泣き始めながらも話を続けた。
「この病気…女の子がおおいらしいんだよ…だから男の子になりたいって思ってだんだ…」
そう言われて、陸斗は一つ疑問に思った。
「そういや、どうして俺に告白したんすか?」
「告白したわけ?それは…」
花由が言おうとした時、陸斗がつけていた腕時計がなった。
「ごめん陸斗くん!もう8時!私そろそろ帰って寝たい…」
そう言われて、陸斗は思いだしたかのように言った。
「あれ?風呂どうしたら聞いてなかった…」
なので、チャットで聞いたが、30分たってもチャットは来なかった。
「もう寝たのか…うぅ…急にトイレ行きたくなった…」
そう思って、花由はトイレの方へ向かった。




